【書籍】『岳飛伝』読破
「田中芳樹(たなか・よしき)」編訳、宋の英雄「岳飛」を描いた作品です。
(一) 金軍侵攻ノ巻
(二) 宋朝中興ノ巻
(三) 精忠岳家軍ノ巻
(四) 天日昭昭ノ巻
全四巻の作品ですが、各巻の第n回の話が個々に短いながらも、面白く、いつの間にか全四巻が"サクッ"と読み終わってしまったという読後感です。
「岳飛」の生い立ちから、成長、金国との戦い、不遇/悲運の最期、そして息子達と"敗走名物・義兄弟"(!?)の活躍[第四巻]──どの内容も全く退屈しませんでした。
ただ、第四巻の戦いは「仙術」、「妖術」が目立ち過ぎで、ちょっと違和感を感じました。
それまでは名将、猛将達の活躍、一騎打ちでの奮闘が目立ったのですが、その終盤で一人の術使いに「岳雲」(「岳飛」の息子)軍がバッタバッタと・・・・・・という戦いが続いたので。
「田中芳樹」さんの戦記物、(本作は「編訳」なのですが、)やっぱり、面白いなぁ。
巻末を見ると他にも中国の武将を書いた色々な作品があるみたいなので、また、読み進める楽しみな作品が増えました。
まあ、欲を言うと『アルスラーン戦記』の最新巻を早く!!──というのが、一番の希望なのですが。
「田中芳樹」さん、『銀河英雄伝説』で出遭ってから様々な作品を読んできたなぁ。
SF作品で、自身で10巻も全て揃えて購入したのは本作が初めてでした。(もう、夢中で一気に読了。)
『創竜伝』は途中で挫折してしまったけど・・・・・・。(完結しているなら、最初から再読&初読を進めるのも良いかな。)
(記:スッタコ小僧)
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