【書籍】『別冊 図書館戦争Ⅱ 図書館戦争シリーズ(6)』読破
「有川浩(ありかわ・ひろ)」著、意外な設定、そして爽やかな(裏はベタ甘)恋愛が魅力の【ラブ・サスペンス(!?)小説】──後日譚の第二弾です。
別冊第一弾における"ベタ甘"は少し鳴りを潜めて、少し"ビター"な恋愛と"ヒヤッ"とさせるサスペンス&やっとあの二人が・・・という話が楽しめる作品となっています。
前作は文庫版を読みましたが、今回はハードカバー版を読んでいます。
(文庫版の発売が待ちきれなかったので・・・・・・。丁度、発売されてしまったようですが。)
カラフル&影絵のような登場人物紹介は魅力的ですが、やはり"このボリューム"で初っ端から文庫版の発売がこんなにも遅くなったのは納得いかない。
(電子書籍化などによる出版業界の不況の対抗する為、急遽、文庫版で再び本シリーズで金を稼ごう──という意図だったんだろうけど。)
本シリーズは色々なメディア(アニメ・コミック)に展開されているだけに、対応が"遅い"なぁと感じました。
作品と内容とは関係ない不満はここまで。
作品自体は前述のように「どうなるのか、どうなるのか」とヤキモキさせていた「お二人さん」のその後が描かれており、またサスペンス感の盛り上がりもバッチリ。
大満足の最終巻です。(まあ、欲を言うと「郁」と「篤」の「堂上」夫妻の熱々ぶりを──、「小牧」と「中澤毬江」の──、ともっともっと記載して欲しい「お二人さん」コンビの要望は尽きませんが。)
○「もしもタイムマシンがあったら」
元「良化特務機関」の異色の履歴を持つ「緒形」副隊長。
その過去の恋愛と「関東図書隊」へ志願した契機となった事件とは──。
○「昔の話を聞かせて」
「堂上篤」&「小牧幹久」の異色コンビ誕生と「郁」達の知らない過去の失敗&活躍談。
○「背中合わせの二人」
「郁」の親友「柴崎麻子」を襲う悪質なストーカー。
その行為はエスカレートして・・・・・・「柴崎」危うし、救うのは──。
さて、最後に前作の感想(過去記事)へのリンクを──。
(記:スッタコ小僧)
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