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2011年8月21日 (日)

【書籍】『新・新本格もどき』読破

 「霧舎巧(きりしゃ・たくみ)」著、古典ではない日本の本格推理小説を"もどいた"【推理小説】、連作短編集です。
前作と同様、色々なトリックの趣向が凝らしてあるのですが・・・・・・

~前作の設定を引き摺り過ぎです。~

 ただでさえ、"もどいて"いる作品を知らないと面白さ減、また分かりづらい問題&解答なのにそれに加えて、前作の知識がバッチリ必要って・・・・・・ハードル上げ過ぎです。
せっかくのトリックが、余計な部分の不明点残留にて、各編および作品全体の印象が台無しです。

 収録作品は以下の通り、"もどき"元作品は全て読んでいますが、記憶が薄れている作品もあるので、再読してみようかな。

○「人狼病の恐怖」
○「すべてがXになる」
○「覆面作家は二人もいらない」
○「万力密室!」
○「殺人史劇の13人」
○「夏と冬の迷走曲」
○「《おかずの扉》研究会」

 さて、最後に前作の感想(過去記事)へのリンクを──

『新本格もどき』

(記:スッタコ小僧)

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