【書籍】『無実のI』読破
「スー・グラフトン」著、女性探偵「キンジー・ミルホーン」が生死の大ピンチ、そして探偵師匠へ近づいた【推理小説】、シリーズファンは必読です。
これまでの作品の巻末における解説にて、やたらと本作が賞賛されていました。
まあ、あまり期待してハードルを上げると危険だなぁ~と思っていたのですが・・・・・・
~大丈夫、大丈夫。高いハードルを見事、クリアしてくれる作品です。~
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保険会社から法律事務所へ間借り事務所を移動、弁護士「ロニー」からの依頼を少しずつ担うようになった「キンジー」。
そんな中、6年前に刑事事件にて無罪となった男への民事での起訴における証拠集めの仕事が入る。
元々その仕事を請け負っていたのは「キンジー」の探偵術のダブル師匠の一人、「モーリー・シャイン」。彼が心臓発作で急死してしまったので。
仕事を引き継いだ「キンジー」は愕然とする・・・・・・そのずさんな調査に。
妻が重病を患い、看病にて疲れていたのか──。
失意と失望、悲しみの中、調査を開始していく「キンジー」。
被告の無罪を証明する事実も見つかり、調査は更に難航する──。
しかし、教わった探偵術を駆使していく内に「キンジー」が到達した恐るべき真相とは!?。
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まさに「キンジー」が探偵として大きく飛躍する作品。
序盤の記述が読み終わるまで気になって、気になって、本作から手が離せません。
また、前作では不十分だった、「キンジー」"ご近所"/"ご友人"物語にも一つ大きな進展があり、今後の作品も楽しみでなりません。
さて、最後にシリーズ作品の感想(過去記事)へのリンクを──
『アリバイのA』
『泥棒のB』
『死体のC』
『騙しのD』
『証拠のE』
『逃亡者のF』
『探偵のG』
『殺人のH』
(記:スッタコ小僧)
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