【書籍】『血吸村へようこそ(6)』読破
「阿智太郎(あち・たろう)」著、転校生のいたいけな男子一人(正確には+父親)を除いて、村全員(+愛犬)は全て吸血鬼!!、呪われた村でのプチハーレム【ラブ・コメディ】、シリーズ【最終巻】です。
終わってしまうのがとても残念ですが、著者はまだ複数、完結していないシリーズを抱えてるので、今後はそちらへの力投入を期待です。
今回、久しぶりに"懐かしい"終わり方をしたなぁ、と感じました。(内容的には人物達の年齢的に著者の願望かなとの邪推も──。)
ここ最近の著者の作品は、ドタバタ騒ぎ後、更にドタバタを予感させる"笑い"で大団円です。
今回は著者のデビュー作『僕の血を吸わないで』を彷彿させる、"ホロリ"の大団円でした。(吸血鬼にこの終わり方・・・・・・初心に帰るという事なのか。)
はじめは吸血鬼化による永遠、繰り返される日常打破に少女達5人が結託して行った企み。
「高村直樹」が血を吸う女子を選ぶ──。
各巻毎に一人ずつ、少女達がときめく展開があり、本巻ではなんと全員告白状態へ。
テンパッた「直樹」が失言を行う間際、村全体を揺るがす訪問者が──!!。
どんなENDにするのかヤキモキしていましたが、こう来たか・・・・・・納得。
ただ、最後の最後の"敵"が、かの人物だったのが役不足も甚だしいかったけど。
さて、最後に本シリーズの感想(過去記事)へのリンクを──
『血吸村へようこそ』
『血吸村へようこそ(2)』
『血吸村へようこそ(3)』
『血吸村へようこそ(4)』
『血吸村へようこそ(5)』
著者の作品は『僕の血を吸わないで』からの付き合い、長い付き合いになったなぁ。
コンスタントに途切れず、楽しい・楽しめる作品を出してくれる、読破を欠かさない著者の一人です。
(記:スッタコ小僧)
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