【書籍】『悪魔は夜はばたく』読破
「ディーン・R・クーンツ」著、殺人事件を予知透視!?──超能力者「メアリー・バーゲン」と"隠れた"殺人鬼との戦いを描く【SF・サスペンス】小説です。
著者の作品では一番最初に読んだ作品だからでしょうか、『ライトニング』が一番に印象に残っています。
それ以降も度々読んでいたのですが、ここ最近は『オッド・トーマス』シリーズが久々に私の中でスマッシュヒットです。
上記を受けて、ここしばらく図書館では著者名義の作品にいつもより目を光らせる事となり、本作を手にとりました。
だって、あらすじの所に「これを読まなければクーンツは語れない!」という大仰な宣伝文句があったので。
結論から言うと
~著者の作風、雰囲気に触れるいい作品ですが、【推理小説】として読むとあまりにバレバレな内容で"ガックリ"。~
真犯人への道筋があまりにも明らかで、ミスリードがあからさま過ぎる・・・・・・。
そこも含めて、著者の狙いだったとしたら、本書の読み所はどこになるのか──映像化するとさぞ映えるだろうけど、既に見た事があるような超常現象の場面だろうか。
(その当時、映像化されていたら、インパクトがあったでしょうが、今となっていは見慣れた映像の一つに・・・・・・。)
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庖丁で女性を刺殺する殺人鬼の犯行を予言視した「メアリー・バーゲン」。
犯行を阻止、犯人は警察の銃弾に倒れるも最後に彼女の名を呼ぶ・・・・・・。
死者の魂が乗り移った殺人鬼なのか!?、現場から失われた凶器を使って繰り返される、今までより陰惨な犯行。
しかも、今回の"敵"は「メアリー」のヴィジョンを妨害する能力がある!?。
犯行を食い止める為、自らからの生死にかかわる危険を感じながらも事件に乗り出す「メアリー」。
やがて、繋がる「メアリー」の思い出せない過去の記憶と殺人鬼!!。
果たして、戦いの決着は──。
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(記:スッタコ小僧)
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