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2011年5月29日 (日)

【書籍】『難民探偵』読破

 「西尾維新(にしお・いしん)」著、独自の世界感、奇妙&奇抜な容姿or性格の登場人物、楽しいトーク・・・・・・は鳴りを潜めて、意外な社会派(!?)雰囲気を漂わせた【推理小説】です。

~こんな作品も書けるんだとのいう感想を与える一方、「名探偵」嫌いは良いけどタイトルに「探偵」をつけるなら、「名探偵」を出して欲しい。~

アメリカの推理小説の場合は、「名探偵」というより、哀愁漂う、地道に足で、またはガッツで調査を行なう「探偵」も良いけど──。
やはり、イギリスと日本の場合には「探偵」という文字があると少し"常人"とは異なる「名探偵」を期待してしまうので・・・・・・。

 当初は新鮮味のあった「本格」や「名探偵」を否定するとまではいかなくても、反発(!?) or 皮肉った作品には、正直、もう飽き飽きです。
~「名探偵が出てこない」⇒「名探偵が出てくる程の特異/異常/難事件ではない」⇒驚きが少ない~
上記の流れが当て嵌まる作品の方が多いので・・・・・・。

 さて、本作の内容です。
大学卒業後、就職活動に苦しむ「窓居証子(まどい・しょうこ)」の目を通して、

就職とは──
働くとは──

という問い、叔父で推理小説家の台詞から

小説家の仕事とは──

という実状(!?)が語られる、作品です。
もちろん、ネットカフェで発生した"不自然な殺人事件"付き。

 ただ前述のようにタイトルの「探偵」に釣られて手に取った作品だけに、なかなか登場しない「探偵」と目立った活躍のない「探偵」にガックリ。

(記:スッタコ小僧)

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