【書籍】『水の時計』読破
「初野晴(はつの・せい)」著、第22回「横溝正史ミステリ大賞」受賞の【ミステリ】小説です。
以前に読んだ『1/2の騎士』にて、本作について「読んだかも・・・」と記載しましたが、記憶間違い──読んでいたら、少なくても忘れる"設定"ではないわ、これ。
『1/2の騎士』にて、日常と非日常(ファンタジー)を織り交ぜ、社会&人間の闇を下地にした独特の雰囲気を与えてくれました。
~本作でも期待を裏切らず、著者の"特色"を披露してくれています。~
ただ、残念なのは"推理"、"謎"、"サスペンス"と言った点について、『1/2の騎士』と比較すると大幅に減と感じる・・・・・・。
しかし、デビュー作から確実に進化している証拠なので、やはり著者の作品、これからも目が離せません。
(うーん、『1/2の騎士』の解説にて、確か著者の創作スペースはかなり遅いといったような記述が見られたのが少し不安ですが──。)
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「オスカー・ワイルド」作『幸福の王子』が現代に!?。
とある少女の希望/依頼から始まる、バイク便物語。
ただ走りのみを追求していた暴走族「ルート・ゼロ」のリーダー格の一人であった「高村昴(たかむら・すばる)」。
やけになり、起してしまった事件により、警察に追われる破目に・・・・・・そんな中、出会った<執事>。
彼の正体を知り、匿ってくれた彼、いやその雇い主である少女の"願い"とは・・・・・・。
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(記:スッタコ小僧)
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