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2011年4月16日 (土)

【書籍】『死人の鏡』再読

 「アガサ・クリスティー」著、名探偵「ポアロ」が活躍する事件、短編よりは幾分長い中編未満の作品4編を収録した【推理小説】です。
物理トリックは「うーん」なのですが、犯人隠しと散りばめた恋愛の収束は「お見事!!」の一言、スラスラ読めるし、後味も良い。
何やかやで読むのに詰まった時、著者の作品を手に取ると"いい(読む)気分転換"となります。(私の個人的な感想です。)

○「厩舎街の殺人」
 「ガイ・フォークス・デー」の花火の音に紛れて拳銃自殺!?。
一転二転、犯人は誰かの問題から驚きの結末へ。

○「謎の盗難事件」
 機密の飛行機の設計書が盗まれた!?。
疑心暗鬼が飛び交う中、「ポアロ」が辿り着いた真相とは──。

○「死人の鏡」
 密室にて拳銃自殺!?。
机に向かった不自然な格好から、「ポアロ」、真相を導き出す。

○「砂にかかれた三角形」
 平和なカップル二組を襲う悲劇・・・・・・「ポアロ」、裏の真相を暴きだす。

 本作の中では表題作よりも「砂にかかれた三角形」が一番の印象に残っていました。
他で色々と同様の設定(真相)が利用されたからか、一番初めに該当する設定(真相)を本作で読んだからでしょうか。
「死人の鏡」は当初、読み込みが足りなかったのか、「ポアロ」が真相に到達する手助けとなる○○の音がいまいち飲み込めていませんでした。
今回、たぶん3回目となる再読では「砂にかかれた三角形」も良かったのですが、「厩舎街の殺人」が一番に印象に残りました。
うーん、何故、読んでいて思いださなかっただろうと不思議です。

 さて最後に著者の作品リストへのリンクを──

『アガサ・クリスティー百科事典』

(記:スッタコ小僧)

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