【書籍】『<移情閣>ゲーム キャンペーンに仕組まれた大謀略』読破
「多島斗志之(たじま・としゆき)」著、意外な【歴史ミステリ】小説です。
日本の広告会社の企画部長を主人公に添えているのですが、「孫文」の謎から、世界に広がる組織への巨大な陰謀へと繋がる歴史ミステリです。
最近、「高田崇史」著の『QED』や『カンナ』シリーズにて、日本の【歴史ミステリ】に触れているのですが、本作のような作品が昔にあった事実に吃驚です。
残念ながら「孫文」について名前は知っているけどのレベルの私・・・・・・知っていれば、もっと楽しめたんだろうなぁ。
テレビの2時間ものドラマのようなサブタイトルのついている本作──そこが良い方向に働いています。
読み易く、理解し易い──扱っているテーマは大きいのに、本当にテレビの2時間ドラマを見ている感覚にて読み終える事ができました。(本当に意外な読み易さ。)
「講談社ノベルス25周年記念復刊」の本作、今までに感じた事があまりない読後の感触(浅い深いはともかくとして)を残した作品となりました。
私は【推理小説】は海外モノから入っているので、この「25周年記念復刊」シリーズ、意外な楽しみになりそうです。
(記:スッタコ小僧)
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