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2011年3月12日 (土)

【書籍】『されど罪人は竜と踊る』読破

 「浅井ラボ」著、魔法+科学/化学の力"咒力"、そして竜などの異形のモノ達が跋扈する世界で繰り広げられる【ファンタジー】小説です。
咒式士「ガユス」と異形退治のエキスパートの"ドラッケン族"(容姿は美麗だが性格に難あり)の「ギギナ」コンビが、死闘×4に遭遇する一作目から"飛ばした"作品です。(調べると本作、結構、続巻が出ているんだ。)
「第7回スニーカー大賞受賞作」との記載あり・・・・・・そう言えば、『ザ・スニーカー』って、休刊になるとの記事を何処かで見たばかりだなぁ。(残念ながら、読んだ事はないけれど。)

 さて本作の感想ですが、

~"ギッチギチ"に詰め込んだなぁ~

と言うのが第一印象です。
序盤から本世界の魔法にあたる"咒力"に関する見慣れない言葉の羅列が炸裂、中途からは本世界の政治状況の複雑さまで絡んできます。
著者が溢れるアイディアと設定を惜しむ事なく、いや、溢れ出るモノを"ギュウギュウ"に詰め過ぎたかな・・・・・・。
その影響か、少しストーリー面が"ググッー"と薄く伸ばされてしまった・・・・・・色々と伏線などが張ってあったけど、前述の"詰め込み"に圧倒されてしまって。

 死闘の連続ですが、ピンチになってから、暴走 or 特殊な力/隠された力発動 などの安易な打開策を繰り出さなかったのは好感触。(ちと、寂しいですが。)
続巻へ進むかどうかは現在、検討中です。

(記:スッタコ小僧)

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