【書籍】『輪環の魔導師8 永き神々の不在』読破
「渡瀬草一郎(わたせ・そういちろう)」著、幻の魔導具「還流の腕輪」を宿す少年「セロ」、そして世界の"在り様"を巡る戦いを描いた【ファンタジー】小説です。
前巻は続きが気になる所で終わっていたので、まさに「待ってました」の第八弾です。
人種差別から発生した内乱、虐げられていた反乱軍に加勢をした"魔族"。
しかし、教会から派遣された無慈悲な「ロンドロンド騎士団」に"魔族"および難民達は窮地に──。
そこに"七賢人"の一人「楽士シェリル」の浮遊庭園から、「セロ」&黒猫魔導師「アルカイン」達が「ロンドロンド騎士団」に再戦を挑む!!。
戦いが進む中、新たに明らか、変化する"七賢人"の勢力図、そして「セロ」&「フィノ」の幼い頃を知る、脅威の魔力を誇る"魔族"の主の姿とは──。
"魔族"と"七賢人"側の登場人物達も揃い、ストーリーも大いに盛り上ってきました。
「あとがき」から、著者は残り2巻ぐらいと記載しています。
一体、どんな結末が待っているのやら・・・・・・壮大な存在が見えてきた本作にて、不安と期待が一杯です。
欲を言えば、戦い戦い展開だったので、「フィノ」の「セロ」に対する(「セロ」愛による)"暴走っぷり"が、あまり見られなかったのが残念だったかな。
勧善懲悪といった敵-味方に分かれていない本作、その点においても今後どうなるのか、楽しみです。
さて、最後に前作までの感想(過去記事)へのリンクを──
『輪環の魔導師 闇語りのアルカイン』
『輪環の魔導師2 旅の終わりの森』
『輪環の魔導師3 竜骨の迷宮と黒狼の姫』
『輪環の魔術師4 ハイヤードの竜使い』
『輪環の魔術師5 傀儡の城』
『輪環の魔導師6 賢人達の見る夢』
『輪環の魔導師7 疾風の革命』
(記:スッタコ小僧)
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