【書籍】『オッド・トーマスの救済』読破
「ディーン・クーンツ」著、死者が見える青年「オッド・トーマス」の戦いを描いたシリーズ第三作──【SF・サスペンス】です。
本作では著者の持ち味である【モンスター】&【ホラー】要素がアップ・・・・・・。
~第一作の雰囲気である"日常の中の非日常"が気に入っていた読者には、昔からの著者路線に戻ってしまった本作に賛否両論あり・・・かなっ。~
本作で一気に"非日常"から"超常"へレベルアップ、何せ変形する骨の化物が出てくるのですから・・・・・・。
私は本作以前から著者のファンですが、本シリーズについて言えば第一作レベルでの"非日常"に留めて置いて欲しかった派です。
【サスペンス】映画と思ってみたら、いきなり【モンスター・ホラー】映画とジャンルが大きく違った内容を繰り出されたので、正直、「本当に、この展開になるの!?」と序盤、着いていけなかった・・・・・・。
できれば、本作のみに留めてもらいたい──今作、舞台が冬山の閉ざされた修道院だったので、このような"超常"を持ってこれたのだと。
なにやら否定的な意見ばかり書いていますが、ハラハラドキドキが味わえる一冊としては十分な作品・・・・・・前作と同様に寝る時間を惜しんで一気に読みました。
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人里を離れた修道院にて暮らす青年「オッド・トーマス」。
ここの幽霊は、人騒がせな修道士一人と故郷「ピコ・ムンド」から着いてきた「エルヴィス・プレスリー」の霊の二人のみ。
ところがある晩、「オッド」は惨劇の予兆──惨劇を見物しに現れる"ボダッハ"と名付けた影を見る!!。
惨劇を食い止める為、捜査を開始した「オッド」の前に次々と怪現象が襲い掛かる!!。
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前作まではポルターガイスト現象にて明確にターゲットを絞って攻撃をして来なかったモノ達が、明確な意図と手段を持って「オッド」以外の人間達にも襲い掛かる!?。
【アクション】要素が【サスペンス】より、強くなっている第三作です。
さて、最後に前作までの感想(過去記事)へのリンクを──
(記:スッタコ小僧)
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