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2011年2月 5日 (土)

【映画】『必死剣鳥刺し』を見た

 「藤沢周平」原作「隠し剣」シリーズの実写化、「豊川悦司」主演にて、その剣の真価を十分に魅せてくれました。

 冒頭の「豊川悦司」さん演じる「兼見三左エ門(かねみ・さんざえもん)」が突然、藩主(村上淳)の妾(関めぐみ)を殺害する"動"
「えっ、何故」と掴みはバッチリです。(公開時の宣伝にて動機はバレバレでしたが・・・・・・なんとかならないかなぁ。)
意外、心外にも藩主の処罰は軽く、斬首、切腹ではなく、一年間の"閉門"(いわゆる外出禁止)のみ。

 その"閉門"期間の四季折々にて描かれる亡き妻(戸田菜穂)との思い出、それを見続けていた亡き妻の姪(池脇千鶴)を描いた"静"

 そして、終盤、内に秘めていた(敵味方含め色々な人達による)"想い"の爆発──の"動"

 緊迫感溢れる剣の達人同士の一対一の戦いに加えて、"絶体絶命"の戦い・・・・・・。
そこで明かされる"絶対絶命"時にしか使えない「必死剣」、うーん、痺れました。

 最近、面白い時代劇(映画)が増えてきました、現代劇、未来劇だけではなく、"日本独自"を活かした侍映画が今後も継続して出てきてくれると嬉しいな。

それにしても最後の一対一の対決相手となった「吉川晃司」さん、良かったです、家族も絶賛。
【映画】『チーム・バチスタの栄光』にて見た時は、正直言うと意外性を狙ったキャスティングかなと感じただけだったのですが・・・・・・(『チーム・バチスタの栄光』の時の演技も良かったのです。ただ、本作の演技には鬼気迫る、気迫と大立ち回りがあったので。)

(記:スッタコ小僧)

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