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2011年2月 8日 (火)

【書籍】『カンナ 戸隠の殺皆(さっかい)』読破

 「高田崇史(たかだ・たかふみ)」著、忍者の末裔の男女三人組(忍術は未熟)が盗まれた社伝を巡り、遭遇する事件&明かされる歴史の謎を描いた【推理小説】です。
歴史の謎を探求すると言った点では著者の『QED』シリーズと同系統なのですが、本シリーズは"動き"が激しい分、とても読み進め易い作品となっています。

今回は「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の「天岩戸(あまのいわと)」伝説が焦点です。
今回も明かされる歴史の謎と散りばめられた風習の起源に纏わる豆知識に「成る程」と感心です。
(個人的には「戸隠」忍者に関する内容が少なかったのが、ちょっと残念だったかな。)

本作の最後では主人公「鴨志田甲斐(かもしだ・かい)」を巡って、三人組の紅一点「中村貴湖(なかむら・たかこ)」と婚約者「海棠聡美(かいどう・さとみ)」の"戦い"もヒートアップ!?。
次回の舞台は鎌倉でしょうか、『QED』でも多数、取り上げられていましたが、本シリーズではどんな謎を持ってきてくれるのか、とても楽しみです。

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 兄のように慕っていたのに・・・・・・前回の探索にて「涼司(りょうじ)」に裏切られ、意気消沈の「鴨志田甲斐」。(伊賀服部流)
「涼司」が最後に残した言葉を辿り、いつものメンバ、「柏木竜之介(かしわぎ・りゅうのすけ)」(甲賀)、「中村貴湖」(伊勢服部流)にて、戸隠へ向かう。
霧の中の運転にて事故発生・・・・・・山を歩いている中、とある神社に辿り着く。
その神社で待っていたのは──。

 事件に巻き込まれる中で「鴨志田甲斐」は戸隠に伝わる鬼女伝説を描いた「紅葉狩り」、そして「天岩戸伝説」に隠された"裏"の真相に辿り着く──。
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 さて、最後に今まで読んだ作品の感想(過去記事)へのリンクを──

『カンナ 飛鳥の光臨』
『カンナ 天草の神兵』
『カンナ 吉野の暗闇』
『カンナ 奥州の覇者』

(記:スッタコ小僧)

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