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2011年1月29日 (土)

【書籍】『死体のC』読破

 「スー・グラフトン」著、傷つきながらも負けない庶民派女探偵「キンジー・ミルホーン」が活躍するシリーズ第三弾、【推理小説】です。
「アメリカ私立探偵作家クラブ賞」&「アンソニー賞」を受賞した前作は、賞の権威に押されてハードルが上がっていたのか、私には"いま一つ"でした。
さて、「アンソニー賞」のみを受賞した本作はと言うと・・・・・・

~真相は伏線の少なさ、終盤いきなり披露で少しガックシですが、依頼人との友情&「キンジー」の頑張り+踏ん張りにて、好感触の作品です。~

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 リハビリに通うジムにて知り合った青年「ボビー」。
大事故にてボロボロになった体・・・・・・しかし、強い心にてリハビリに励む青年。
事件発生当時の記憶にも障害が出ている「ボビー」、そして彼には不安が付き纏う。
事故ではなく殺人だったのではと・・・・・・思い出せない記憶に生命の危機を脅かす秘密を知っていたとの断片あり。
依頼を受けた「キンジー」、しかし捜査を進める中、「ボビー」が──。
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 「キンジー・ガッツ(根性)」が溢れる作品──。
名探偵は何やら近寄り難い雰囲気を与えますが、この「キンジー・ミルホーン」はとても身近に感じられ、皆を元気づけ、もうひと踏ん張りしようと力づけてくれる探偵です。

 さて、最後に前作までの感想(過去記事)へのリンクを──

『アリバイのA』
『泥棒のB』

(記:スッタコ小僧)

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