【書籍】『嗤う伊右衛門』読破
「京極夏彦(きょうごく・なつひこ)」著、行き違いによる悲恋を描いた【サスペンス】小説です。
登場人物の名前(お岩とか)と何となくストーリーは知っている『四谷怪談』の"京極風"アレンジ作品です。
~妖怪色はないけど、推理要素はある作品~
なので、いつもの"京極妖怪"を楽しみにしている人には物足りない作品です。
また、『巷説百物語』シリーズの「小股潜りの又市」も登場するのですが、若かりし時か、いつもの切れ味がなく、苦い思い出。
物悲しい作品・・・・・・でも、それだけに確かに印象に残る作品です。
~不器用な二人、すれ違い、互いに思いは同じなのにうまく伝える手段が下手だった二人~
期待した内容・展開とは大きく違ったけど、色々な登場人物と思惑が一体どこに終着するのか気になり、著者の他作品と同じに一気に読み終わりました。
最後に「小股潜りの又市」が出てくる既読の作品(過去記事)へのリンクを──
(記:スッタコ小僧)
« 【アニメ・ゲーム】10月16日(土)~10月17日(日)雑記 | トップページ | 【書籍】『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』読破 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『マーダーボット・ダイアリー システム・クラッシュ』読破(2025.04.12)
- 【書籍】『三つ首塔』読破(2025.04.09)
- 【書籍】『幽霊座』読破(2025.04.07)
- 【書籍】『迷路の花嫁』読破(2025.04.07)
- 【書籍】『雪が白いとき、かつそのときに限り』読破(2025.04.05)
« 【アニメ・ゲーム】10月16日(土)~10月17日(日)雑記 | トップページ | 【書籍】『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』読破 »
コメント