【書籍】『半七捕物帳傑作選二 もっと、「半七」!』読破
「岡本綺堂(おかもと・きどう)」著、「半七」老人が振り返る幕末近く、江戸時代の事件簿、【推理小説】です。
「半七捕物帳」シリーズはどうやら6巻ほどあるらしいのですが、まず傑作選にてどんなものかと。(残念ながら「傑作選一」が見つからず・・・)
世間では怪異談と言われる事件について、真相を暴きだす「半七」親分。
最近、読んでいる時代小説とも舞台、展開的に類似する為、"すんなり"読む事ができました。
まあ、ただこの作品も"人間の闇"が深い・・・・・・痛快な捕物劇を期待していると大きなカウンターを喰らうので要注意です。
短編集にて終了されている作品は以下の通り。
○「小女郎狐」
○「海坊主」
○「冬の金魚」
○「松茸」
○「一つ目小僧」
○「むらさき鯉」
○「三つの声」
○「かむろ蛇」
○「歩兵の髪切り」
○「川越二郎兵衛」
○「二人女房」
あまり突飛な事件/事象、謎もない為、いまいち強烈なインパクトを残す作品がなかった・・・・・・(色々、読んでいる影響で感覚が麻痺してしまっているのかな。)
なので、シリーズを読み込むのは「またの機会」となるかな──。
(記:スッタコ小僧)
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