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2010年10月 8日 (金)

【書籍】『続巷説百物語』読破

 「京極夏彦(きょうごく・なつひこ)」著、人間の陰に潜む妖怪共──"京極"妖怪の魅力が際立つ、シリーズ第二弾です。
「京極」作品の本シリーズは最初に【アニメ】化作品から入りました。
"妖"の如く描かれていたアニメ版「小股潜りの又市」達より、こちらの方が魅力的──。
本作では一味の一人である「山猫廻しのおぎん」の過去が露になります。

 一編、一編の事件の面白さに加えて、本作では全体を通した大きな事件、そして大きな"妖怪"の出現あり。

~人間の闇・・・・・・まさに【死神】、大きな印象(傷跡)をつける作品です。~

このシリーズ、まだまだやめられない、続巻が楽しみです。

○「野鉄砲」
 モノ書き「山岡百介(やまおか・ももすけ)」が兄の同心「山岡軍八郎」からの頼まれごと。
額に小石がめり込んだ死体・・・・・・人外の仕業とも思える死体、果たして事件の犯人&凶器は?。

○「狐者異(こわい)」
 首を斬られても死なない悪党!?。
過去の因縁および怨嗟の鎖を断つ為、「又市」達が乗り出す!!。

○「飛縁魔(ひのえんま)」
 火に纏わりつかれたある女性の話。
その女性のエピソードに秘められた謎とは──。

○「船幽霊」
 ある一族に隠された"宝"とは。
大規模な仕掛けが動き出す。

○「死神」
 今までの話が一気に繋がる、"大妖"との闘い。
超大規模の仕掛け、「死神」との決死の戦いの幕が上がります。

○「老人火」
 なんと「死神」事件から、六年後の話。(えっー)
「山岡百介」のその後、そして「又市」達は・・・・・・姿を消したまま!?。
なんとも"やきもき"させる最後です。
ここの謎は続巻で描いてくれるのかな、早く読もうっと。

さて最後に前作の感想(過去記事)へのリンクを──

『巷説百物語』

(記:スッタコ小僧)

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