【書籍】『クラッシュ・ブレイズ ファロットの休日』読破
「茅田砂胡(かやた・すなこ)」著、「えっ、シリーズ完結!?」──驚愕の【最終巻】です。
~うーん、納得いかない。~
まず、登場人物・・・・・・本作では"太陽"と"月"が全く出ず、"闇"が電話口で占いのみ。
"怪物夫婦"も登場せず、メインは元暗殺者、「ファロット一族」出身の「レティシア」と「ヴァンツァー」ときたもんだ。
決して、嫌いな二人ではありません。
~内容が少し物足りないのです。先ほどの登場人物についての感想を合わせて、『~外伝』としてなら何とか納得なのですが・・・・・・。~
二人の意外な【人助け】を描いていますが、「レティシア」の方は助ける相手が、何故ここでこの人物が登場!?と頭を捻るばかり。
一方、「ヴァンツァー」の方は"王道"パターン。
・盲目の女性と衝突→盲目の女性は手術を受ければ目が見える→目が見える事を阻止する謎の人物の襲撃
定番の展開ながらも女性の家族の"明るさ"に、読み手はもちろん、「ヴァンツァー」までもが"ほだされる"内容で、こちらは存分に楽しめました。
本当に完結なのか・・・・・・また、いつか外伝などにてカムバックしてくれる事を期待します。
最後にシリーズの感想(過去記事)へのリンクを──
『クラッシュ・ブレイズ 嘆きのサイレン』
『クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り』
『クラッシュ・ブレイズ ヴェロニカの嵐』
『クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻』
『クラッシュ・ブレイズ オンタロスの剣』
『クラッシュ・ブレイズ ソフィアの正餐会』
『クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン』
『クラッシュ・ブレイズ ミラージュの罠』
『クラッシュ・ブレイズ 夜の展覧会』
『クラッシュ・ブレイズ サイモンの災難』
『クラッシュ・ブレイズ マルグリートの輪舞曲(ロンド)』
『クラッシュ・ブレイズ 追憶のカレン』
『クラッシュ・ブレイズ 海賊とウェディング・ベル』
『クラッシュ・ブレイズ 逆転のクレヴァス』
『クラッシュ・ブレイズ オディールの騎士』
(記:スッタコ小僧)
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