【書籍】『ポケットにライ麦を』再読
「アガサ・クリスティー」著、観察眼&経験値──蓄積した人間パターンにより事件の犯人を見抜く老婦人、「ミス・マープル」が活躍する長編【推理小説】です。
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社長室にて毒殺事件発生──毒薬は水松(いちい)に含まれる成分。
その性質により、事件は被害者社長の朝食時に服用されたものと推測、事件の舞台と疑惑は被害者の自宅・・・・・・「水松荘」、家族へ。
事件は止まらず、被害者の妻、小間使いと続く──やがて明らかになる奇妙な"つながり"。
マザー・グースの歌「くろつぐみ」の見立て!?。
小間使いの知り合いで、死体に行なわれた見立てに怒った老婦人!!、「ミス・マープル」が事件の現場に乗り込む。
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一度、「マザー・グース」について一冊読んでおこうかな。
まあ、歌を知らなくても十分、楽しめますが、事件の不気味さが伝わりづらい。
著者の作品に多く使われていることもあるし、いい機会なので読んでみるかな。
著者お得意の犯人逸らし(騙し)のテクニック満載の作品ですが、1点、不満を挙げるとすれば「ミス・マープル」の《人間観察談》が弾まなかった事。
あと一押し、「ミス・マープル」作品らしさが欲しかったところです。
最後に著者の作品一覧へのリンク(過去記事)を──
(記:スッタコ小僧)
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