【書籍】『ガンズ・ハート 硝煙の誇り/2 硝煙の女神』読破
「鷹見一幸(たかみ・かずゆき)」著、独特の世界感と緊迫感の漂う戦いで一気に引き込む【ガンアクション・ファンタジー】です。
「新しいシリーズ開拓作品になれば・・・・・・」と図書館で複数巻を見かけた本シリーズ、まず第1作目を手に取りました。
しかし、タイトルを見て分かるように続きが気になり、即、2冊目を読了です。
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舞台は"とある惑星"・・・・・・戦争抑止のため、高度な文明(技術)は「知の教団」により、"禁忌"とされる世界。
生まれた時から身分が決まり、都市を守る仕事につく士族も短銃を所持する上級士族と長銃を所持する下級士族に分かれる。
下級士族は「五十人隊長」までにしかなれなかった慣例を破り、"ひょんな事"から突然、荒くれ者達ばかりの「六三三銃士隊」の「百人隊長」となった下級士族の青年「ケリン」。
「ケリン」と"ひょんな事"の中心人物、鉄砲鍛冶の女の子「ミント」の出遭い、そして戦いが始まる・・・・・・。
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あらすじを読んだ当初、及び序盤は「よくある設定だなぁ。」と思った本作、予想した通りの展開が待っているのかと思いきや、次の事項で一気に白熱です。
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「知の教団」より殺害は"禁忌"とされる、その惑星に元からいた種族「エズオル」──大きいモノは三メートルも超える類人猿。
この種族は大量に繁殖すると"スタンピード"と呼ばれる人間にとっては大災厄を引き起こす。
弱肉強食・・・・・・増えすぎた種を減らすため、戦って強者のみが生き残る大移動&激突"スタンピード"。
飢えに狂ったその大群の前には、街はただの邪魔モノ、人間達はただの餌。
士族が持つ一発撃つごとに弾込めが必要な銃では到底、巨人達の暴走は止められない!!。
80年に一度の"スタンピード"の危機が「ケリン」が配属された都市「グレンダラン」に迫る──。
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王都からの救援も見込めず、孤立した都市「グレンダラン」で市民と一丸となり、「エズオル」の大群に対して決死の籠城戦・・・・・・。
優しいタッチの表紙絵とは反対に"ハードな"(戦いおよび人間描写)内容に釘付けとなりました。
猛獣「エズオル」との戦いを描いた「グレンダラン攻防戦」は第1巻と第2巻、『~硝煙の誇り』と『~2 硝煙の女神』で一応、落着です。
次の第3巻『~3 硝煙の栄光』では、またガラリと変わった展開が待っていそうです。
第3巻の展開に"よりけり"ですが、しばらくは本シリーズの読み込みが優先となってしまうかな。
(記:スッタコ小僧)
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