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2010年6月27日 (日)

【書籍】『零崎人識の人間関係』読破

 「西尾維新(にしお・いしん)」ワールド爆発の四部作、一気に読了です。
四冊同時の発売には驚きましたが・・・・・・・・・一冊にまとめても良かったのでは。
うーん、トレーディングカードのせい!?──収集欲を煽る"おまけ"をつけてくるなぁ、カードのイラストが2~3頭身チックなのが若干、残念だけど。

 前作までの「零崎シリーズ」の内容と比較すると、全体的「戯言シリーズ」の外伝──いや、"補足"的な内容が多くなっています。
「戯言シリーズ」では名称、またはちょっとした脇役でしか登場しなかった【能力者】(!?)達が大暴れです。
幾分、『ジョジョの奇妙な冒険』(第三部)の小説版といった趣/展開が多いのですが、その中にタイトルの『人間関係』が込められています。

 さて、著者の「アトガキ──」によると読む順序は色々なのですが、私は後ろの「講談社 最新刊ノベルス」の記載順序で読みました。

■『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係』
 いつからは"殺し合う"から"じゃれ合う"仲となった二人。
そんか関係から、突然、不可能とも言うべき「玖渚(くなぎさ)」一族の一人の暗殺に乗り出す!?。
凶戦士「西条玉藻(さいじょう・たまも)」が何故か、メンバに加わり、恐るべきボディガード達、「直木三銃士」に挑む!!。
バトル展開満載の内容、果たして"殺し名"序列一位「匂宮(におうのみや)雑技団」のエース、「匂宮出夢(におうのみや・いずむ)」との関係は【友人】!?、それとも──。

■『零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係』
 「零崎一族」・・・・・・いや、【家族】がほぼ全滅してしまってからのお話。
【兄貴】に託された【妹】、「無桐伊織(むとう・いおり)」と"ほそぼそ"と暮らす二人。
そんな時、人類最強「哀川潤(あいかわ・じゅん)」の依頼にて、"殺し名"序列二位「闇口(やみぐち)衆」の拠点である島へ向かった三人──プラス、無理矢理連れて来られた「闇口崩子(やみぐち・ほうこ)」。
そこで生涯無敗の「六何我樹丸(りっか・がじゅまる)」率いるチームと鬼ごっこ対決!?。
「崩子」ファンクラブが放った恐るべき追跡者、人類最終も加わる大混乱の展開となっています。
 もともと「崩子」の亡くなった兄「石凪萌太(いしなぎ・もえた)」の依頼が起点となっているだけに、同じ【妹】でも「伊織」より「崩子」が目立ってしまいましたが。

■『零崎人識の人間関係 零崎双識との関係』
 【兄貴】を狙う非戦闘員"呪い名(まじないな)"六人組、「裏切同盟」に人違いされた「人識」。
【家族】の為にそのまま「裏切同盟」をひきつける事に・・・・・・非戦闘員といえど、恐るべき特殊能力を駆使する面々に「人識」は瀕死の危機。
まさに『ジョジョ』的展開、頭脳、能力、そして"運"!?、全てを駆使した戦いがココに──。

■『零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係』
 成る程──最後の一文、いや一言で"オチ"となる作品。
やはり、本作が四部作の最終巻かな。
「戯言シリーズ」の第二作『クビシメロマンチスト』の裏で発生していた連続通り魔殺人事件。
その真相が明らかになる作品となっています。

 「戯言シリーズ」でも、当初、なんで著者は「零崎人識」に拘るのか不思議に思っていました。
外見や決まり文句以外は、他のキャラクターと比較すると際立った印象を残す人物ではなかっただけに・・・・・・。
けれどもこの四部作を読んでなんとなく納得──【殺人鬼】といった設定を除けば、色々な矛盾を持つ身近な人物。
確かに「零崎シリーズ」というより、『~ 人間□□』のタイトルに一番相応しい人物だったと《痛感》しました。

(記:スッタコ小僧)

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