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2010年4月17日 (土)

【書籍】『七つの時計』再読

 「アガサ・クリスティー」著、素人探偵達が冒険で事件を掻き乱し、まとめは「バトル警視」の【推理小説】です。
殺人事件の謎を追うというよりは、『機密盗難を企む「悪の首魁」は誰だ!!』の内容です。

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 「チムニーズ館」でまたまた事件発生!!。
宿泊していた青年が睡眠薬の飲み過ぎで死亡──しかし、青年は今まで睡眠薬のお世話になった事のない寝坊の常習犯。
事件発覚の朝も、前夜、寝坊する青年を起す為、悪戯として友人達が複数の目覚まし時計を仕掛けた程に・・・・・・。
事件は"事故"として処理されたが、不思議な出来事が一つ・・・・・・仕掛けた目覚まし時計8つが、何故か7つになっていた事。

 やがて青年の友人にも凶手が迫り、偶然、その死に際に居合わせた「チムニーズ館」の所有者「ケイタラム卿」の娘「バンドル」が事件の捜査に乗り出す!!。
 捜査の結果、事件の背後に「セブン・ダイアルズ」と呼ばれる7人のメンバーで構成された秘密組織が浮かび上がる・・・・・・。

 果たして、組織の正体とは!?、そして、組織のリーダー的存在である「ナンバー7」の正体とは!?。
~~~

 読んでいくと《今まで読んできた著者の"秘密組織"が登場する多数の作品との類似が目立ち》、終盤までは「少し拍子抜け」です。
けれども、流石は著者、"最後の仕掛け"にて前述の印象をひっくり返してくれます。(今までの作品自体が、この仕掛けを実現する為の伏線、「騙し」の仕掛けだったのではないかと。)

さて、最後に著者の作品一覧(過去記事)へのリンクを──

『アガサ・クリスティー百科事典』

(記:スッタコ小僧)

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