【書籍】『シタフォードの秘密』再読
「アガサ・クリスティー」著、殺人容疑で逮捕された婚約者の容疑を晴らすべく奮闘する女性「エミリー・トリフューシス」の活躍を描く【推理小説】です。
「ポアロ」、「ミス・マープル」、「バトル警視」などの面々が出てこないシリーズ外の作品ですが、著者の"エッセンス"が盛り沢山─溢れている作品です。
◇ロマンス
◇怪しい容疑者盛り沢山
◇小まめに提示されるヒント(伏線)と納得の結末
などなど。
~決して、ヒントを埋もれさせず、且つ下手に直ぐにばれるような内容ではない・・・・・・著者の"隠しのうまさ"にはいつも感心します。~
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南アフリカから突然、雪山の山荘を借りて過ごす夫人と娘。
その招待により山荘に集った面々は、戯れに降霊会を行なう。
テーブルを叩く音の回数により霊の発言内容を読み取るテーブル・ターニング。
現れた霊は・・・・・・山荘の持ち主であり、今がふもとの村で過ごしている男性、しかも自分は殺害されたと告げる!!!。
時刻は午後5時25分──誰かの悪フザケと思いながらも、降霊会に居合わせ心配になった友人は大雪の中、山を降りて男性の元へ・・・・・・。
午後8時少し前、かの男性は死体で発見される・・・・・・死亡推定時刻は──午後5時25分!?。
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短所を挙げるとすれば、 せっかく活動的なヒロインを持ってきているので、もう少し"捜査"にサスペンスを持たしてくれても良かったのではと思った事です。
最後に著者の作品リストへのリンクを──
(記:スッタコ小僧)
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