【書籍】『瑠璃の契り 旗師・冬狐堂(はたし・とうこどう)』読破
「北森鴻(きたもり・こう)」著、《目利きが命》の古美術・骨董を扱う『旗師・冬狐堂』こと「宇佐見陶子(うさみ・とうこ)」が掘り出し物、または事件に巻き込まれ活躍する【ミステリ】、連作短編集です。
『蓮丈那智フィールドファイル』シリーズも良いけど、本作を読むと
~やっぱり『旗師・冬狐堂』シリーズが一番!!~
と思います。
窮地からの推理により《逆転の一打》にて、自分を陥れようとした同業者の鼻を明かすところが「スカッ」とします。
○「倣雛心中(ならいびなしんじゅう)」
「こりねえ、女狐」本領発揮!!。
目を患った「陶子」、そこにつけこんでくる海千山千の同業者達。
ある人形作家の晩年の逸品なのですが、十ヶ月の間に三回も返品あり。
人形に込められた秘密とは──。
○「苦い狐」
「陶子」が創作の道をあきらめた"きっかけ"である、若き日に出会い、亡くなった女性。
当時、かの女性の追悼記念で作成した画集が何者かによって復刻され、送られてきた!!。
果たして、復刻版の目的は!?。
○「瑠璃の契り」
「陶子」の頼りになるカメラマンの友人「横尾硝子」。
「陶子」が手に入れた瑠璃ガラスの切り子碗を見た後、姿を一時消す。
果たして「切り子碗」に秘められた「硝子」の過去とは・・・・・・。
○「黒髪のクピド」
「陶子」の師匠であり元夫である「プロフェッサーD」が失踪!?。
失踪前に「D」に頼まれて「陶子」が手に入れた人形の情報を元に探索の旅へ──。
「D」の安否に焦る「冬狐」!!!。
(記:スッタコ小僧)
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