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2009年10月 4日 (日)

【書籍】『巷説百物語』読破

 「京極夏彦(きょうごく・なつひこ)」著、依頼を受けて悪人に天誅!?──巧みな策略により妖怪変化の仕業にて事件を解決!?─【妖怪推理小説】です。
アニメ化版を見ていた事もあり、本作については読んでいませんでした。
でも、種明かしをうろ覚えていながらも、やはり本で読むと更に面白い──「"活字"の魅力ここりあり」(大袈裟・・・)です。

~映像化されるのも考え物だなぁ・・・・・・私の場合、"見た"からいいやで原作を手に取る機会が減っています。~
(代表例が以前に書いた「ジェフリー・ディーヴァー」著『ボーン・コレクター』・・・・・・これは映画版は酷かったので手に取るのがとても遅くなった。)

・「小豆洗い(あずきあらい)」
 大雨の中、行者姿の男に誘われ小屋に退避した僧。
時間潰しに語られる百物語にだんだんと蒼ざめる僧・・・・・・果たして、物語と僧の繋がりは。

・「白蔵主(はくぞうす)」
 狐をたくさん殺生したことを後悔する猟師。
狐が化けて出た!?・・・・・・社の前で女性に出会った時から、不思議な出来事が──。

・「舞首(まいくび)」
 暴れると手が付けれない「鬼虎の悪五郎」。
いつもは大人しい賭場で暴れて、賭場の親分、世間を騒がせている人斬りと三つ巴の死闘!?。

・「芝右衛門狸(しばえもんたぬき)」
 孫娘が殺害されて落ち込む「芝右衛門」。
やがて一匹の狸が訪れる・・・・・・人語を解するような振る舞いに「人に化けてみよ」と話したところ──。

・「塩の長司(しおのちょうじ)」
 塩と馬を扱い長者となった「長次郎」。
十二年前の山賊急襲により家族を失った過去がある・・・・・・。
ある芝居小屋にて、一人の少女の出生が分かった時から事態は一気に進行する。

・「柳女(やなぎおんな)」
 柳の祟りか!?・・・・・・旅籠(はたご)「柳屋」の主人の子供が次々と不幸に見舞われて跡継ぎができない。
そんな主人に五度目の再婚が・・・・・・しかも相手は身籠っている!!。

・「帷子辻(かたびらがつじ)」
 「万物は縷縷変化して止まることなく、人生も人体もただ空しきもの、永遠なるものなど何もなし」。
"無常"を体現した古事になぞらえるように腐り行く女性の死体が・・・・・・。
 果たして事件の犯人、そして犯人の思惑とは──。

「御行 奉為(したてまつる)──」。

(記:スッタコ小僧)

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