【書籍】『カリオストロ伯爵夫人』再読(!?)
「モーリス・ルブラン」著の「アルセーヌ・リュパン(ルパン)・シリーズ」、【冒険&サスペンス】小説です。
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「リュパン(ルパン)」がまだその名を隠し、「ラウール・ダンドレジー」として男爵の娘「クラリス・デチーグ」に恋する純愛青年だった時代。
恋人、師匠、ライバル、仇敵となる怪人!?、妖魔!?、抗い難き魅力溢れる女性「カリオストロ伯爵夫人」と遭遇する。
莫大な隠し財宝を巡り、前述の「カリオストロ伯爵夫人」の束ねる組織、その敵対組織と三つ巴の争奪戦を繰り返す。
まだ、一人、孤軍奮闘の「ラウール」青年の運命は如何に──。
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「リュパン(ルパン)」が"怪盗紳士"に目覚める前、その基盤となるべきエピソードを描いている作品です。
度々訪れる
・危機に対する「ラウール」青年の機転・脱出
・「カリオストロ伯爵夫人」と仲直りと反目
が畳み掛けるように続く内容となっています。
加えて、財宝の隠し場所についての推理も加わっていますが・・・・・・。
「クラリス」を放って置いて「カリオストロ伯爵夫人」へ唐突になびく「ラウール」青年に「え~」となりますが、
~そこが"妖魔"、《地獄から来た女》と称される【怪夫人】の力~
です。
若き日の「リュパン(ルパン)」と「カリオストロ伯爵夫人」との《最初の死闘》、最終決着は『カリオストロの復讐』で・・・・・・かな。
昔、読んだ記憶と異なって意外と「ドロドロ」、「暗い」展開だなぁ・・・・・・まあ、【サスペンス】らしいけど。
【冒険】の印象が色濃く印象に残っているのは何故だろう、他の作品の影響かな。
(記:スッタコ小僧)
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