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2009年4月 9日 (木)

【書籍】『骨 (上)(下)』再読

 「ジャン・バーク」著、猟奇殺人犯に追われる女性記者「アイリーン・ケリー」を描く【サバイバル&サスペンス】小説です。
女性記者「アイリーン・ケリー」シリーズ第七作目という事ですが、残念ながらシリーズは初めてです。
 「賞を受賞」&「緊迫感溢れるあらすじ」にて手に取ったのですが・・・・・・「再読」でした。
読んでいる内に最後の【びっくり】の内容を思い出してしまいました。

 捕まった猟奇殺人犯を連れて、犯人が死体を埋めたという山の中へ。
 記者として同行した「アイリーン・ケリー」
 ──元々ある少女の母親失踪の訴えから書いた記事により、連続殺人の犯行発覚・逮捕へ繋がった事により。

 待ち受けるのは・・・・・・犯人が巧妙に仕掛けた罠。
 罠が炸裂し、怪我人を抱え、頼れるのは死体捜索犬の「ビングル」のみ。
 山・閉所恐怖症とトラウマを抱える「アイリーン・ケリー」、
 山中にて犯人との決死の攻防開始です。

 もう少し【犯人】の迫りくる恐ろしさ、緊迫感が欲しかったなあと思います。
再読だから、上記印象が初回より薄れてしまったかも知れませんが──。

 再読だからこそ、初回読んだ時にはあまり気にかけなかった部分

・「アイリーン」が話す騎士「パルツィバール」の物語
・シリアルキラーの話に散りばめられた伏線

が浮き立ち、結末における《収束感》に以前より感銘を受ける結果となりました
シリーズ常連(?)&新規の魅力ある登場人物が多数登場しているので、シリーズを読みたいところです。

(記:スッタコ小僧)

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