【書籍】『ウォッチメイカー』読破
「ジェフリー・ディーヴァー」著、捜査中の事故により四肢麻痺となった凄腕【鑑識】「リンカーン・ライム」と頼れるパートナー&射撃の名人「アメリア・サックス」刑事のコンビ・・・・・・
いや、今回は違いました
・成長する【ルーキー】、二代目「アメリア・サックス」!?・・・「ロナルド・プラスキー」巡査
・米国版【千里眼】!?・・・・・・「キネシクス」(※)を駆使する尋問の名手「キャサリン・ダンス」捜査官
などを加えて(もちろんいつもの面々もいて)、《最強チーム》を結成です。
※ 証人や容疑者のボディランゲージ/言葉遣いと観察し分析する科学
けれども相手も《最強(×最凶)》・・・・・・冷静沈着、緻密な計画を練り、死が近づく被害者にチクタク・チクタクと時計の音を聞かせる「ウォッチメイカー」と名乗る殺人鬼!?。
単純な殺人鬼との対決には留まらずに《話が広がる、広がる》・・・・・・良くこれだけ掻き混ぜて、読者を混乱させずに次から次から読み進めたくなる感情を沸き立たせる、そして一気に収束させる──その手腕、凄いなあ。
若干、未決着事項があるので少し納得の行かない終わりですが、次作が楽しみです。
本作を読む前に必ず第一作である『ボーン・コレクター』(【映画】はダメ!!、別物)と前作『12番目のカード』を読んでおく事をお薦めします。
本作ではシリーズ全体、特に第一作に関わる部分が多いので、本作品が「ライム」&「サックス」コンビに初お目見えはちょっと《キツイ》と思います。
(記:スッタコ小僧)
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