【書籍】『天と地の守り人』読破
「上橋菜穂子(うえはし・なほこ)」著、三十路女用心棒「バルサ」・・・・・・う~ん、皇太子「チャグム」!?・・・・・・もうどっちが主人公だか分からない『守り人』シリーズ第八弾です。(三部作となっています。)
迫る南の大国「タルシュ帝国」、「チャグム」の「新ヨゴ皇国」は風前の灯、「新ヨゴ皇国」の隣国「ロタ王国」・「カンバル王国」でも暗躍する「タルシュ帝国」の密偵&陰謀。
自国を救う為、命の危機に何回も直面しながらも国々を進む「チャグム」の長い旅路。
再び「チャグム」を救う為、動き出した「バルサ」。
草兵として徴兵され、戦場へと向かう「タンダ」。
戦乱の《大きなうねり》に加えて、異世界の春により大地に多くの異変が・・・・・・
異変を知らせる為、かつて師が命を落とした呪術に備える「トロガイ」。
やがて再会する面々、今まで紡がれてきた物語、人物達が一気に・・・・・・いやあ、読みどころが沢山あり書ききれません。
個人的には「チャグム」と気弱な(プライドは高い)「カンバル王」との対峙──【捨て荷(≠捨て身)】の一撃(!?)が一番、「グッ」ときました。
一番、第二部が良かったかな・・・・・・なんか涙目で読み進めていたような──。
いやあ、読み終わった直後から再読したい気持ちがムクムク・・・・・・でも他にまだ読んでいない本が積みあがっているので断念。
でも、つい印象に残った場面を(少し)読み返している自分がいます。
本シリーズを知ったのは【アニメ】からでしたが、知る事ができて良かった。
そして、丁度、古本屋にて『精霊の守り人』・『闇の守り人』の軽装版に出会う事ができた事にも感謝です。
いつもなら、映像化された作品を見た後に原作を読む事は稀なのですが──(『ボーン・コレクター』のような事例があったので、最近はそうでもないのですが)。
(記:スッタコ小僧)
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