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2009年1月11日 (日)

【書籍】『シャーロック・ホームズの帰還』読破

 「コナン・ドイル」著、名探偵「シャーロック・ホームズ」の短編集第三弾です。
相変わらず「新潮文庫」の【割愛】版を読んでいます・・・・・・頁数の制限で今回は三作(事件)が削られています。(『~の叡智』に収録されているとの事ですが・・・・・・。)

 『緋色の研究』『シャーロック・ホームズの冒険』『~の思い出』『~の帰還』は一気に購入してしまった・・・・・・もっと調べて購入すれば良かったなあ。
今までの【割愛】短編集の巻末「解説」に割愛している旨、記載されていますが『チャゲ&飛鳥』の歌じゃないけど【推理小説】を後ろから読まないよ・・・・・・下手に「あとがき」とかにネタバレが書いてあるかもしれないし。(まあ、「ネタバレ」が記載されている時は注意が書いてあるのですが。)
今更他の文庫版へ切り替えるのも・・・・・・「新潮文庫」さん独自の『~叡智』まで付き合うしかないのかなあ。(ちょっと、納得がいかないなあ。)
そもそもシリーズ一覧が発表順に記載されていない点からとても違和感というか、不親切──。

 さて文庫の愚痴になってしまいましたが、元に戻して本作の感想です。

 前作で悪の親玉「モリアティ教授」と谷底に落ちてしまった・・・・・・と思われていた「ホームズ」が「ワトソン」の元に帰ってきました。

事件の内容も様々・・・・・・【推理】というより【冒険】、まあ「ホームズ」自身が活動的で座ってゆっくり【推理】するタイプではないので。
意外にも本作で一番に印象に残ったのは『踊る人形』──【暗号モノ】です。
【暗号モノ】を毛嫌いしている私・・・・・・でも、この作品については拒絶反応がでませんでした。
扱う暗号の部類にも依存しますが、探偵の【推理過程】についての説明の良し悪しも大きく影響するのではないでしょうか。(まあ、「コナン・ドイル」氏、色々と思い違いにて多くの《誤り》がある事が巻末の「解説」にも記載されていますが、もう【ご愛嬌】!?。)
その他の作品も【直球】にて面白いです。

 最近、昔の作品を読む・読み返しする事が多くなっているのですが、【変化球】に溢れる最近の【推理小説】(作品)に触れてばかりいる中で間に挟むと再び【新鮮な気持ち】になります。

さて収録されている事件は以下の通りです。

■空家の冒険

■踊る人形

■美しき自転車乗り

■プライオリ学校

■黒ピーター

■犯人は二人

■六つのナポレオン

■金縁の鼻眼鏡

■アベ農園

■第二の汚点

(記:スッタコ小僧)

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