【書籍】『ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ』読破
「今野敏(こんの・びん)」著、各自専門分野と特技を持つ5人組・【ST(Scientific Task Force):警視庁科学特捜班】の活躍を描く【警察小説】(!?)第三弾です。
前二作(第一弾・第二弾)では結局、心理分析の「青山」(美男子・秩序恐怖症)の《プロファイリング》ばかり目立った本シリーズ。
果たして今作では・・・・・・
モスクワのいわくある教会にて爆破事件・・・・・・研修としてモスクワへ訪れた【ST】メンバが関わる事に。
おっ、研修は【ST】を束ねる普通のキャリア「百合根」とリーダー「赤城」(一匹狼を気取るが・・・)のみ。
別の用事にて「黒崎」(嗅覚優れ・武道の達人)と「山吹」(僧)が「モスクワ」へ訪れますが、「青山」と「翠」(絶対音感・地獄耳・美女)はお留守番と。
やっと別メンバの活躍が楽しめる──と思っていましたが
「青山」&「翠」&「菊川」(ベテラン刑事・お目付け役!?)
が途中から合流です・・・・・・あれっ。
結局、事件解明/犯人逮捕の決め手は「翠」の推理と「青山」の《プロファイリング》──あ~あ。
事件の不思議な事象(謎)は大きく二つあるのですが、一つは私には既に今回で三回目ぐらいの出遭い──かなり昔に読んだ他の推理小説と近年ではアニメでも扱っているのを見ました。
もう一つは今年、ドラマと映画と有名になった推理小説にて大きく広まってしまっている・・・・・・。
(事件の謎の二点については)読んだ時期が悪かったかも知れませんが、それを除いても前述の《他の【ST】メンバの活躍を・・・・・・》の希望が打ち砕かれているので。
特に「黒崎」の活躍(アクション部分)がいつ出るのかと楽しみに読み進めていたのですが──。
手軽に読め、まだシリーズ続巻もありますので【再度、】今後に期待です。
(記:スッタコ小僧)
« 【書籍】『虚空(こくう)の旅人』読破 | トップページ | 【アニメ・ゲーム】12月23日(火)~12月24日(水)雑記 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『invert(インヴァート)城塚翡翠倒叙集』読破(2024.10.31)
- 【書籍】『心地よく秘密めいた場所』読破(2024.10.31)
- 【書籍】『君にまどろむ風の花 薬屋探偵怪奇譚』読破(2024.10.12)
- 【書籍】『死刑判決』読破(2024.10.05)
- 【書籍】『最後の女』読破(2024.09.27)
« 【書籍】『虚空(こくう)の旅人』読破 | トップページ | 【アニメ・ゲーム】12月23日(火)~12月24日(水)雑記 »
コメント