【書籍】『探偵ガリレオ』読破
「東野圭吾(ひがしの・けいご)」著、最新の【科学・化学・物理学】などの技術/知識を活かした【トリック】が光る連作短編【推理小説】です。
「東野圭吾」さん・・・・・・実はデビュー作(?)の『放課後』を2回ほど読んだ以外は1~2冊ぐらいしか作品を読んだ事がありません。
昔、私は《まず【名探偵】ありき》で、読む本と著者を特定していました。(現在はそんな事はありませんが・・・・・・。)
【映画】や【ドラマ】を見ると色々な試みを実施した作品を提供している著者ですが、上記のように私が読む作品を探していた時期に特定の目立った【名探偵】が存在しなかったのが(私が著者の作品に多く触れなかった)原因だったのではと思います。
さて本作ですが──
まず、各話が簡潔にて読み易い・・・・・・【ドラマ】化に加えて、最近では【科学・化学・物理学】について各種実験などを実演する番組や最新技術/知識を紹介する番組が増加している傾向もあり、読んでいる方にもある程度「下地」があるので、分かり易いです。
(その点を著者が狙った作品なのでしょうが──。)
【ドラマ】との差異は既に多くのブログで記載してあると思うので、省略します。
本作の各話をアレンジして1時間ものボリュームにアップしている点には感心です──各話そんなにボリュームはないので・・・・・・。
軽快に読み進める作品です。
若干【重い】作品の合間に読むと気分が変わり(息抜きになり)、その後の読書へ良い影響を与えると思います。
第一章「燃える もえる」
⇒人体発火。
第二章「転写る うつる」
⇒デスマスク。
第三章「壊死る くさる」
⇒不審な心臓麻痺。
第四章「爆ぜる はぜる」
⇒爆発事件。
第五章「離脱る ぬける」
⇒幽体離脱。
(記:スッタコ小僧)
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