【書籍】『思考機械』再読
「ジャック・フットレル」著、【思考機械(THE THINKING MACHINE)】──「オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授」の活躍する【推理小説】(短編集)です。
チェスの世界チャンピオンを十五手で打ち負かし、【思考機械】と言わしめた「ドゥーゼン教授」。
その肩書きは「科学者」、「論理学者」、「哲学博士」、「法学博士」、「王位学会会員」、「医学博士」・・・・・・と切りが無い。
そんな「ドゥーゼン教授」が新聞記者「ハッチ」の持ち込む「不可解/不可思議事件」の謎を解く探偵譚が綴られています。
久しぶりに読むと改めて自分の中で思います。
(本書は)【不可解/不可思議事件の(謎解明の)種本】
今まで読んできた本なかで、本書ほど「事件およびトリックを記憶している/印象深い作品はない。」と言えます。(トリックの良し悪しは別として・・・・・・。)
何でなんだろう、不思議です。
【思考機械】の異名を持ち、また特徴のある風貌にて記載されている【名探偵】・・・・・・でも(他の作品にて)、他に好きな【名探偵】はたくさんいる。
不可解/不可思議な事件・・・・・・でも(他の作品にて)、もっと奇抜で不可解な【事件】にはたくさん遭遇しているし、もっと奇抜な【トリック】にも触れている。
<読んだ順序>か、<読んだ時期>か、それとも自分では自覚していない他の要因があるのか──【思考機械】という名称と共に記憶に深く刻みついている作品です。
最後に収録されている話の一覧を・・・
■序・思考機械登場
⇒【思考機械】と呼ばれるようになったエピソード
■失くなったネックレース
⇒盗難ネックレス受け渡し方法の謎
■幽霊自動車
⇒一本道から消える自動車の謎
■茶色の上着
⇒銀行強盗犯の(お金の)隠し場所の謎
■完全アリバイ
⇒容疑者、犯行時間には歯医者に・・・
■余分な指
⇒人差し指切断の依頼にきた奇妙な婦人の謎
■盗まれたルーベンス
⇒監視環境からの絵画盗難の謎
■秘密漏洩
⇒情報伝達方法の謎
■燃える幽霊
⇒怪奇現象の謎
■赤い糸
⇒連続殺人未遂(?)発生
■13号独房の問題
⇒『プリズン・ブレイク』の「マイケル」も真っ青!?、一週間で刑務所の独房から脱獄できると豪語する【思考機械】。
友人・刑務所所長の協力により実演する事に・・・・・・果たして、成功するのか──。
(記:スッタコ小僧)
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