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2008年11月10日 (月)

【書籍】『薔薇荘にて』再読

 「A・E・W・メイスン(アルフレッド・エドワード・ウッドリ・メイスン)」著、ちょっと鼻につく性格のパリ警視庁の探偵「アノー」が活躍する【推理小説】です。

 「A・E・W・メイスン」氏・・・・・・同じく探偵「アノー」が登場する『矢の家』も読んだのですが、本作と同様に<いまいち>内容を覚えていません。(読んでいるうちに思い出してきましたが。)

 どちらかと言うと著者の【冒険小説】の『四枚の羽根』の方が、記憶にあります。
まあ、こちらは【小説】で読んだのに加えて映画化の『サハラに舞う羽根』(「ヒース・レジャー」主演)を見た影響があるのですが。
【小説】と違い【映画】は<主人公を格好良く描きすぎ>です・・・・・・その点に違和感があり印象に残りました。
また、公開時にあれだけ<バンバン>宣伝していたのに──レンタル開始時には入荷本数「1本」。
【映画】のヒットの度合い、人気の無さが窺えて借りる時にちょっぴり切ない思いをした事が記憶に残っている要因です。(見て納得しました──万人向けに【小説】をアレンジしているのですが、少し中途半端です。)

 (脱線しました、戻ります。)さて本作の内容ですが、

 【富裕な女主人】の絞殺死体発見・・・・・・金庫のある部屋は荒らされ、身に着けていた宝飾品がなくなっています。
 事件と同時に同居人の【若い女性】が行方不明となっており、事件現場の痕跡から犯人の可能性が高い。
 しかし、その【若い女性】に恋する【男性】が無実を信じて、休暇中の名探偵と名高い「アノー」氏に事件調査を依頼します。
 果たして事件の真相は・・・・・・

事件的には特に際立った点(奇怪・不可思議な点)がない強盗殺人事件です。

 面白いのは3分の1ぐらい使用しての【種明かし】・・・・・・探偵「アノー」がもったいぶって隠していた手掛かり・推理の道筋、そして事件関係者からの聴取により明らかになる事件の詳細(犯人達の動き・心理)。
ちょっと「解決編」が長いと思いますが、良く練られている・・・・・・探偵「アノー」の推理の流れに<納得>です。

(記:スッタコ小僧)

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