【書籍】『宇宙海兵隊ギガース5』読破
「今野敏(こんの・びん)」著、細部(ディティール)に拘った【スペース・ロボット・オペラ】──いよいよ木星での最終決戦(?)も間近となった第五弾です。
前作では戦闘および色々な謎が全く解明されず、ちょっと《消化不良》気味に幕を閉じてしまいました。
さて、今作では・・・・・・
■やっと最新型「HuWMS[ヒュームス](Human-Style Working Machine Standard)「ギガース」を搭乗者「リーナ・ショーン・ミズキ」少佐と木星圏にて独立戦争を起した「ヤマタイ国」指導者「ヒミカ」との関係および出生の秘密が明らかになります。
■また、戦争を引き起こした張本人、「ヤマタイ国」の始祖「オオナムチ」事、「ホーリーランド」提督の思惑が終戦を目指す「ヤマタイ国」情報将校「チェレンコ」と地球の記者「コニー」に明らかに──しかし、木星への決戦に間に合うかは・・・。
■苦戦する選挙戦、自由な言論へ締め付けが強くなる中、「コニー」からの情報を受け取った反戦を目指す議員「ジンナイ」。
■木星決戦前の軌道交差戦再び・・・・・・そこで「ギガース」が捕獲した敵戦闘兵器「トリフネ」、だんだんと明らかになる様々な事情。
前作での不満を一気に解消するように色々と《一気に明らかに》してくれました。
【戦闘】(「ギガース」の活躍)を期待していると少し肩透かしを食らうのですが・・・・・・まあ、元々単純にロボットの活躍を描くだけの作品ではないと思うので。
このままダラダラとせず、次巻で一気に《決着》として頂きたいものです。
新しい登場人物はもうほどんど出てこないようなので・・・・・・まあ、まだ名前しか出てきていない人もいますが。
(記:スッタコ小僧)
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