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2008年10月11日 (土)

【書籍】『ランデヴーは危険がいっぱい 宇宙捕鯨船バッカス』読破

 [中島望(なかしま・のぞむ)」著、宇宙に飛び出た<やさぐれ>少年「沖田正午」の視点で描く【スペースファンタジー】第二弾です。
次巻がどうやら最終巻・・・・・・前作は序章として世界・登場人物の説明が内容のほとんどを占めていました。
さて、本作はシリーズの面白さを決める《天王山》です。

 う~ん、B級ホラー映画のごとき自ら招いたトラブルと誤った選択で読んでいて、<イライラ>させる展開です。

■満腹感を知らないアメーバの如き怪物「べレムノーズ」+恨みを買った「海賊(三流)」に追われる主人公達

本来ならば<ハラハラドキドキ>する点が、<イライラ>の方が勝ってしまいました。

 けれども船長の「妻」・「船員」の《敵(かたき)》

■三百メートルもの超巨大宇宙鯨「ニードルズ・ヒル」との戦い(ベタな設定ですが・・・)

加えて、船長の元同僚

■伝説の宇宙海賊「ヴァルカン」との遭遇(またまたベタな設定ですが・・・)

にて、<盛り上がって>きました。 

 前述通りあまり際立った設定/話ではないのですが、著者の別系統の作品に流れる《雰囲気》が滲みだし単純に「よくある話(設定/展開)だなあ」の一言で片付けられない作品となっています。

 船は「ニードルズ・ヒル」に四度目の戦いを挑むため、旅立ちます──次巻、やはり気になるなあ、一気に読んでしまうか・・・・・・。

(記:スッタコ小僧)

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