【書籍】『闇に薔薇』読破
「ジェームズ・パターソン」著、「原題:Roses are Red」─「アレックス・クロス」刑事(ワシントンDC市警)シリーズ第6作目です。
といっても、第1作目から全て翻訳されているわけではありません、私も本作がシリーズ初読破です。
「訳者あとがき」を見ると
1.『多重人格殺人者』(原題:Along Came A Spider)
2.『キス・ザ・ガールズ』(原題:Kiss The Girls)
3.『殺人カップル』(原題:JACK & JILL)
4.(原題:Cat & Mouse)
5.(原題:Pop Goes the Weasel)
6.★本書
7.(原題:Violets Are Blue)
8.(原題:Four Blind Mice)
9.(原題:The Big Bad Wolf)
10.(原題:London Bridges)
と記載があります──随分、続いているシリーズなのですが・・・・・・。
【闇将軍】とのふざけた名前を名乗り犯罪をプロモート・・・・・・実行犯達に計画を授けて、凶悪・卑劣な銀行強盗・バスジャックを繰り返す。
手掛かりのないまま立て続けの事件発生に翻弄されて、FBI捜査官達と共に《苦戦》する「アレックス・クロス」。
娘の病気や過去の事件から立ち直れない恋人などにて家庭内でも《苦悩》──。
やがては捜査官達へも魔の手が迫る展開となっています。
前半の事件の緊迫感、数々の容疑者との立ち回りは緊迫感が溢れ良いのですが、肝心の<犯人>が・・・・・・。
なんでもかんでも<どんでん返し>で、<意外な犯人>を持ってくれば良いといったもんじゃない──悪い見本の典型
色々な伏線が散りばめられていて、思い返して読者にも「そうだったのか。」とある程度<納得>がいく内容でないと・・・・・・。
加えて本作は次の『Violets Are Blue』と合わせての2部作となっています──終わりが<中途半端>です・・・・・・次作で盛り上げて、本当の結末を迎えるのでしょうけど。
最初に手に取った作品が悪かったかも知れませんが、「アレックス・クロス」シリーズ・・・・・・今後、シリーズを手に取るか難しい所です。
(記:スッタコ小僧)
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