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2008年9月20日 (土)

【書籍】『ドリームバスター4』読破

 「宮部みゆき」著、「地球」に住む人々の夢の中に侵入する凶悪犯を追う異世界「テーラ」の賞金稼ぎ【ドリームバスター(D・B)】「シェン」の活躍を描くシリーズ第四弾です。

行方不明となった同僚の【D・B】「マッキー」を探しに夢見る人々の場(【ドリーミング・フィールド】)とも異なる《時間鉱山》へ──そこは各自の記憶から色々な事象/事物が具現化する不思議な場。

 そこで出会った人々

「地球」<実世界>では
・交通事故に遭い意識不明の少年「ヒロム」
・心中を企てた「ユキオ」&「キエ」

をほっとく訳にもいかず、一人《時間鉱山》に残った「シェン」。

 前作、丁度いい所で終了した《時間鉱山》編の続きです。

最初は、『何か普通の【SF小説】となってしまったなあ──。』と感じて読み進めるのが「億劫」でしたが・・・・・・。

「マッキー」との遭遇、そして「地球」の三人を帰す・・・・・・「生きる」ため、出口を目指します。
頼みの綱の師(相棒)「マエストロ」・・・・・・「テーラ」に一旦戻り「ドレクスラー博士」の助言を受け《時間鉱山》に戻ってくるも「シェン」達の眼前で、その搭乗する「バレンシップ」(小型飛行艇)が──。

 逆境に負けずに一路、出口を目指しますが──そこに立ち塞がり妨害するのは・・・・・・ついに「シェン」、《あの人》と遭遇!?。

 絶体絶命のピンチに現れたのは「寡黙な男」と「派手な女性」の《【D・B】二人組》──その正体は。
※やはり単純な冒険一辺倒だけでなく、一捻りある点が本作の魅力。

《時間鉱山》探索から、目的を持ち出口を目指す冒険へ、そして《あの人》と《【D・B】二人組》が出てきたあたりから、俄然、読むのを中断するのが困難になる程、盛り上ってきました。

一作一作面白いのですが、行方不明になった「シェン」の友人「リップ」、念のため「錨(アンカー)」を預けた地球人「村野理恵子」と第一作目や第二作目にて解決せず繰り越された事柄が<盛り沢山>、一体いつ決着がつくのやら。

まあ、次の巻でどのような展開(進展)が待っているのかとても楽しみですが。

(記:スッタコ小僧)

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