【書籍】『警視庁幽霊係』読破
「天野頌子(あまの・しょうこ)」著、「長編ミステリー 書下ろし」との記載がありますがどちらかと言うと【連作短編推理小説】です。
書名から大体想像がつくかと思いますが、警視庁の「特殊捜査室」・・・なんと【被害者の霊と話ができる】「柏木雅彦」警部補(三十二歳独身)登場です。
捜査室のメンバには、
・主に窃盗事件担当【物の記憶を読む女】「高島佳帆」警部
・【警視庁の最終兵器】「伊集院馨」警部補
・【写真に写っている人の生死を透視できる】「桜井文也」巡査部長
など色々といるらしいのですが・・・本作では思わせぶりに《名前のみの登場》です。
期待を煽っておいて、「ガッカリ」です。・・・(ワン)
また、「柏木」警部補には通り魔事件の被害者で未だ成仏できない【女子高生の幽霊】・・・自称《「柏木」警部補の【守護霊】》の「及川結花」が「とりついて(?)」いるとの【設定】があります。
上記【設定】が類似の作品と<一線を画す>部分かと思うのですが・・・如何せん、まるきり本作品では【活きていません】、まるきり【活躍していません】。・・・(ツー)
何故なんでしょう・・・あまりに目立っていない。
加えて【被害者の霊と話ができる】能力もどちらかと言えば私には「あまり事件解決には役立っていない」ように感じました。・・・(スリー)
上記(ワン)・(ツー)・(スリー)で私はダウンです・・・謎解き部分が薄い本作、三つのキーポイントを活かされていないと他に楽しめる部分が・・・少なすぎます。
元々、図書館にて続編の作品を見かけて「面白そうだな。」と思い、著者デビュー作のシリーズ第一作目の本作品に手を伸ばしました。
残念ながら、本作品を読んで続編に手を伸ばす確率は大幅に下がりました。
(記:スッタコ小僧)
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