【書籍】『水底(みなそこ)の骨』読破
「アーロン・エルキンズ」著の人類学教授「ギデオン・オリヴァー」、通称『スケルトン探偵』が活躍するシリーズです。
訳者あとがきには「第十二作」との記載があるのですが・・・。
「スケルトン探偵」の名前から分かるように、最初は発見された少しの【骨】から導き出される《推理》に驚嘆していたのですが・・・(ネタ切れからか)初めの作品と比較すると若干【骨メイン】から外れてきているように思います。
ただし、また別の知識をふんだんに盛り込んで、【推理小説】として最後まで謎解きを楽しませてくれる作品ばかり・・・と記憶していました。(もちろん意外な犯人、トリックありです。)
なにぶん、久しぶりに本シリーズに手をつけたので上記の記憶が正しいか怪しかったのですが。
さて、本作は・・・
~~~~~
軽飛行機で【女性パイロット】と共に暗い夜の中、逃亡していると思われる【老人】・・・。
【女性パイロット】の奮闘空しく、針路を見失い燃料が切れ、墜落。
~十年後、【老人】の【家族】のもとへ上記【軽飛行機】が見つかったと。加えて、コクピットに【骨】らしきものも見えるとの連絡が入ります。
丁度、その【家族】の友人であるFBI捜査官「ジョン・ロウ」と一緒にいた《スケルトン探偵》へ依頼発生です。
調査した結果、驚くべき事に【骨】は当時「死んだと思われていた」【老人の兄弟】の特徴を・・・。
果たして当時一体なにが・・・。
~~~~~
といった内容です。
「あ~なんか良くある展開/内容だなあ。」と序盤で感じて、中盤~終盤も最初に感じた印象を覆す事なく【淡々】と進みます。
途中で披露される事件に関係した【豆知識】も・・・初めて知りました、まあ、いい勉強になりました的な内容・・・。
このまま【予想通りの展開】で終わってしまうのか・・・つまらなくはなかったけど、いまいt[i]・・・と思ったら
■□■推理小説の醍醐味《大逆転》■□■
です。
そんなに声を大にして言う程の内容ではないのですが、それまで堆積していた【不満】を払拭してくれました。
また最後、これは本内容/展開から予想の範疇なのですが「定番通りのボーナスあり」です。
本タイトル |
古い骨 |
呪い! |
骨の島 |
暗い森 |
断崖の骨 |
水底の骨 |
(記:スッタコ小僧)
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