【書籍】『刀語 第七話 悪刀・鐚』読破
「西尾維新」著、『刀語』シリーズ第七作目【悪刀・鐚(アクトウ・ビタ)】です。
「奇策士・とがめ」と刀を持たない剣士「虚刀流(きょとうりゅう)七代目・鑢七花(やすりしちか)」の国をも動かすと言われる「四季崎記紀(しきざききき)」の【変体刀完成形十二本の蒐集】の旅「第七弾」です。
第四話~第六話までは、正直《本作の序章》といっても過言ではありません。
ついに【新旧・日本最強】《対決》です。
もちろん本作は上記の《対決》がメインなのですが、ボリュームが少ないながらも他にも色々と気になる/印象に残った点が多々ありました。
■「とがめ」ライバルの側近登場
■「真庭人鳥(ぺんぎん)」のイラスト・・・愛らしすぎる
などなど。
《対決》ではやっと「とがめ」の【奇策】が発動します・・・ちょっと私には【奇】とは映らなかったのですが。
「七花」が第一話で編み出した必殺技『七花八裂』も進化です・・・もともと以下の七つの奥義を同時に繰り出す技なのですが、良くある展開に漏れず弱点があり・・・そして克服です。
・一の奥義『鏡花水月(きょうかすいげつ)』
・二の奥義『花鳥風月(かちょうふうげつ)』
・三の奥義『百花繚乱(ひゃっかりょうらん)』
・四の奥義『柳緑花紅(りゅうりょくかこう)』
・五の奥義『飛花落葉(ひからくよう)』
・六の奥義『錦上添花(きんじょうてんか)』
・七の奥義『落花狼藉(らっかろうぜき)』
正直、今まであまり上記「奥義」の詳しい描写がなかったので、いきなりあの「奥義」が弱点と言われても・・・とは感じましたが。
折り返し地点として大盛り上がりでしたが、今回の【敵】に勝る相手が今後、出てこないのではないかと心配です。
(記:スッタコ小僧)
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