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2008年1月31日 (木)

【書籍】『最後の一球』読破

 「島田荘司」著の『御手洗潔シリーズ』、【推理小説】です・・・と言いたい所ですが、ある人物の【半生を描いた日記】・・・しかも最後はタイトルのまさに《最後の一球》=《奇跡の一球》に【脱帽】です。
 まさに《奇跡の一球》なのですが、単純に《奇跡》で片付けるにはふさわしくないとも言える【一球】でした。

 最近、私が丁度読んでいる作品が該当していたのか『御手洗潔シリーズ』、

 「事件」・・・「犯人または被害者の半生」

の展開が多いように思います。
「事件の謎」も少し物足らないものばかり・・・。

 本作の事件は特にスケールが大きくない分(歴史などに絡まず)、純粋な【謎解き】が楽しめる作品となっているかなあと思ったら、上記【展開】で少しは《捻り》が欲しい

と思ったら、ある人物の半生に引き込まれて読み続ける自分がいました。

 詳しくは記載しませんが、

「感動、まさに最後の一球です。」
(後半、タイトルの意味が分かり早くその場面が出てこないか、著者の「じらし」に逆ギレです。)

でも、ふと冷静に帰ると『御手洗潔シリーズ』にしては・・・との思いが頭をよぎりますが

 奇跡・・・【奇跡のトリック

と言う点で、シリーズに相応しい作品だったのかも知れません。

(記:スッタコ小僧)

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