【書籍】『陰からマモル!(11)』読破
「阿智太郎」著・イラスト「まだらさい」の『陰からマモル!』シリーズ最新刊です。
何故いつもは記載していない【イラスト】の方の名前を書いたかというと・・・
前巻は【表紙】にて少し感じた事だったのですが、今回は中の【挿絵】について(古臭い言葉ですが)《お色気度》が大幅にアップしています。
初めにこんな「しょーもない」感想を持ってきてしまったのですが、本巻を読んでいてまず気になったのが上記点でした。(電車の中で読んでいて吃驚しました・・・。)
さて、本書の内容はというと・・・
前巻はヒロイン(?)「紺若ゆうな」の親友である「沢菓愛里」に焦点を絞り、主人公「陰守マモル」との微妙な関係から一気に・・・といった話でした。
今回は、(言い方は悪いのですが)残りの
・伊賀くの一「服部山芽」
・女侍「真双津椿」
・甲賀くの一「雲隠ホタル」
三人の女性にそれぞれ焦点を当てて(短編を割り当てて)います。
ストーリー的には良くありふれた展開なのですが、各女性に「結婚話」が持ち上がったり、家族が主人公と「くっつけ」ようと奮闘したり・・・。
まあ、【シリーズ終了が近いようですが、(本巻は)最終巻ではない】・【「阿智太郎」作品の今までの主人公の展開】から予想はつくと思いますが、本書で「主人公が誰か一人と・・・」といった展開にはならないのですが、さすが「阿智太郎」氏、いい所で個々に幕を引くというか【余韻を持たせて続く形】にしています。
他の作品と比べても主人公を好きになる女性の数、また各女性の扱いがほぼ同レベルなので、(最終的には「紺若ゆうな」かなとも思うのですが・・・)今後の恋愛展開が気になります。(う~ん、このまま行くと良くある【どっちつかず】で終わるような気もしますが。)
次巻が「本当に最終巻」となるのでしょうか。
書店で本作を購入時、今回が最終巻と思っていただけ帯の著書コメントを見たとき「少しホッとしたような、少し残念と思ったような。」
サブタイトルの「うらしまゆーな」・・・収録作の一つです。
前述の三人に焦点を当てた収録作と比較すると【おまけ】というか、単に全員の「水着姿」を書きたかったのではとも思ってしまう作品です。
(記:スッタコ小僧)
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