2025年11月 3日 (月)

【書籍】『白と黒』再読

 「横溝正史」著、名探偵「金田一耕助」が活躍する推理小説、表題作と短編『香水心中』を収録しています。

~私が初めて購入して、小説として読んだ金田一シリーズ作品です。~

 当時の角川文庫か、金田一シリーズの文庫本の表装は中々にインパクトがあったので、手を出しずらかった。

そんな中、長旅のお供にと思い切って購入した作品でした。

 手に取った時、ドラマや映画での実写化した金田一作品にしか触れていなかった私は、そこで大きく期待を裏切られて幻滅というか、金田一の小説を読むのが遅くなった原因に出逢う事になりました。

~まあ、団地が舞台の話なので。~

 金田一といったら前述の印象から、地方の村や島、村の因習や怪奇など、オドロオドロしい雰囲気で繰り広げられる事件!?と期待していた所に「日の出団地」なんですもの。そりゃ、ガックリしますよね。

 しかも、まだ色々分かっていないお年頃だったので、タイトルの"白と黒"の真相にも「?」というか、ピンと来ず、映像化されていない小説の事件はこんな内容なの・・・と感じた事を記憶しています。

 本当に初めて読んだ著者小説としては失敗だったよなぁ。当時は、実写化(映像化)で真相が分かっていても、小説で読むとまた違う、もっと面白いという事が認識できておらず、真相が分かっている作品について原作小説を読む事を極端に回避していた事があったので。

 映像化されている金田一シリーズの原作小説から手をつけていれば・・・・・・こんなに遅くなって、シリーズ全作品を読もうなんて発生しなかったのに。(もっと前に金田一小説の面白さを味わっている事ができ、再読回数も多くなっていたのに。)

 歳を経て改めて読んだ今になっても、他のシリーズ作品と比較すると正直、推理モノとしては面白いと感じる部分は少ないですが、それまでの作品から違った団地という舞台と多様な人物達といった点からすると、興味深く、最初に読んだ時よりは読み進められたかな、と感じました。

表.シリーズ一覧
作品名
本陣殺人事件
獄門島
夜歩く
八つ墓村
死仮面
犬神家の一族
女王蜂
悪魔が来りて笛を吹く
不死蝶
幽霊男
迷路の花嫁
三つ首塔
吸血蛾
死神の矢
魔女の暦
迷路荘の惨劇
悪魔の手毬唄
壺中美人
支那扇の女
扉の影の女
スペードの女王
悪魔の寵児
白と黒※本書
悪魔の百唇譜
夜の黒豹(青蜥蜴)
仮面舞踏会
病院坂の首縊りの家
悪霊島

 

表.作品一覧(中短編集)
作品名
毒の矢
悪魔の降誕祭
幽霊座
貸しボート十三号
華やかな野獣
殺人鬼
金田一耕助の冒険
七つの仮面

(記:スッタコ小僧)

【ゲーム】またXBOX360・・・

 本当はNEOGEOやセガサターン、ドリキャスなどをプレイしたかったのですが・・・・・・購入したソフトについて、修正パッチがあるかどうかの確認の為、またまたXBOX360を起動することになりました。

 うーん、パッチ無いなぁ。過去実績から、これはXBOX Liveによるオンライン販売が終了したので、パッチ配付もなくなったのかもしれません。

 ダウンロード購入した作品のパッケージ画面なども表示されず、白背景に薄灰色のコントローラーアイコン表示になっているので。

 まあ、ダウンロード販売なので仕方がない事だよね、電子書籍サービスなどと同様で、いつまでも続くとは限らないので。

 修正パッチか。まあ、ゲームが複雑化、また大ボリューム化している中、必須だよね。

 大舞台で、修正も効かない一発勝負──は、キツイ。(昔のアーケードや簡単には量産できない専用カセットゲーム機の必殺というか、必中を狙った気合※成功するのは大変だが※を再認識です。)

 ゲームもジャンルに依るとは思いますが、映像的には「映画」を目指していたんだろうなぁ。

その目指した段階での各社独特な2Dドット表現だったのでしょうが、結果的に<ゲームならではの表現>といった点で、私には今でもグッサリです。

 技術が発達して、映像的には「実写映画≒ゲーム」「アニメ≒ゲーム」となっていますが、後者のアニメは別としてリアルに近づければ近づける程、"見た目"的には面白みが無くなってきてしまっているなぁ。

 また使わなくなると色々と廃れるというか下手になる/能力減するのは、致し方ないのかもしれませんが。私も文字を直接手で書く事が少なくなって、漢字があまりにも書けなくなっている事に愕然・・・やはり読むのと書くのは違う。

 その他、感じるのは広告などにある簡易地図やキャッチコピーなんか、その劣化が凄いですよね。

 目印やポイントとする箇所が悉く"外れている"簡易地図・・・それでは、誰も辿り着けないよ。また、全く興味をそそらないというか、ネット記事タイトルなどでも有り触れた文言のキャッチコピー数々。(なんか定型なの?)

 さて、ゲームの話に戻ります。

 まずはEASYでノーコンティニュークリアを目指している『カラドリウス』[XBOX360]、シューティングからスタートです。

ラスボスまで、数機残しで安定して進められるようになったのですが・・・・・・ラスボス(女悪魔)ステージ、厳し過ぎませんか。

 次は『ウルトラストリートファイターⅣ』[XBOX360]、全キャラクリアしていないので、使ってないなぁ~と思われるキャラ「アドン」でプレイです。

 導入とクリアのアニメ、止め絵なら止め絵、動かすなら動かすで統一してくれないかな。せっかくのⅣ集大成バージョンなのかと思うのですが、なんかその点が"未完成"/"突貫工事"作品に感じられてしまう。

 「アドン」ですが、技的には正直、面白みがないキャラでした、プレイしていても。

Img_0600

 もともとZEROシリーズ、あまりプレイしていないんですよね、あのアニメ調ドット絵が好きなれなくて。

映像「アニメ≒ゲーム」が悪いわけではありません。やはり、"その作品"に合う手法があるのかと。

 『ヴァンパイア』シリーズなんかは、あの"アニメ調"は大正解だったと思うのですが、ストⅡでアニメ絵が見たかったのかというと・・・あれっ、と私はなってしまった。

 ただ、ストⅢは「合っている」と感じたので、グラフィックもあるけど実現/表現する"その動き"の内容も大きく影響しているのかも。

 「アドン」ですが、性能が良いのか、癖がなく苦もなくクリアです。その後、「コーディー」を使ってみましたが、こちらは思ったように動かせず、早々に敗退です。

 最後は『ネオジオバトルコロシアム』[XBOX360・ダウンロード]です。

Img_0635

正直、システムから把握していないので、あまり楽しめてないかな。

『ネオジオ バトルコロシアム マスターガイド enterbrain mook ARCADIA EXTRA Vol.22』があるので、一度しっかり読んで挑もうと思っているのですが・・・。

(記:スッタコ小僧) 

【書籍】『宇宙(そら)へ』読破

 「メアリ・ロビネット・コワル」著、改変歴史宇宙SF──「ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカル賞」受賞作です。

 賞に釣られて手に取りましたが、読み始めの手応えは良かったかな。

 1952年に突如、巨大隕石がアメリカ首都近海に落下、その衝撃による災害、巻き上がった塵などによる数年のちょっとした氷河期・・・・・・しかし、人類の本当の試練はその後に予想される上がり続ける気温上昇(予想)だった!!。

 その未来に対する対策の為に活発に動き出した宇宙開発、その世界を第二次大戦でパイロット、また数学の博士号を持つ女性「エルマ・ヨーク」の視点で描く作品となっています。

 隕石落下の衝撃波からの逃避行などなど序盤の緊迫感と動きのある展開には、惹きつけられました。

ただ、その後の内容がね・・・成程、その点にて"賞"を受賞したのかとも思うのですが、人種、そして男女格差問題についてが、<SF内容よりも大>過ぎるように私には感じられて。。。まあ、時代および視点とした人物設定から、著者の意図通りの作品なのかもしれませんが、初めの衝撃とタイトルから、私が求めていたSFとはちょっと違っていました。

 三部作らしいのですが、私はここで一旦、停止かな。ちょっと中途半端な所で終わっているので、"次作へ"の作品かと思うのですが、ちょっと残念。

(記:スッタコ小僧)

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