【書籍】『チャイナ蜜柑の秘密』再読
「エラリー・クイーン」著、国名シリーズ第8弾、論理探偵「エラリー・クイーン」が活躍する本格推理小説です。
~巻末トリック挿絵、ありがとうございます。今回の再読でやっと諸々、理解できました。~
なんで事件現場の間取りなどはあるのに肝心の現場の様子がないのか。
流石に文章だけでトリックにも関連する現場を説明するには、難し過ぎます。
まあ、小説だからで文字だけに拘ったのかもしれませんが。
また、"あべこべ"の理由もお国柄が影響するのか、残念ながら私には今もピンッと来なかったです。
でも、今回の再読で前述の理解も上がったので、とても有益でした。
国名シリーズ再読で、一番、「評価が変わらないだろうなぁ」と心配していたのが本作でした。
他の再読作品と比較すると振れ幅は少ないですが、幾らか上に振れてくれたので、決して無駄ではなかったです。
本作は厳密な密室モノではないのですが、色々な密室モノを読んだ後に昔、期待を大にして読んだだけに当時はガックシが大きかった。
ここに来て再読し、諸々と練られていた事が分かり、面白かったです。
(記:スッタコ小僧)
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