書籍・雑誌

2017年8月21日 (月)

【書籍】『忘られぬ死』再読

 「アガサ・クリスティー」著、いつもの名探偵らが登場しないのは残念ですが、騙しのうまさが相変わらず、光る一品です。
名探偵「ポアロ」シリーズの短編にも類似のシチュエーションが使われているので、事件自体は目新しさはないのですが、読めば読むほど、"うまさ"が感じされます。
 著者の作品、再三、再読しているのですが、なんでこんなに詰まらずに読めるのだろう。
 ちょっと重めの小説に疲れた所につい、手に取ってしまう。
そして、スラスラと一気に読んでしまいます。
私の中では、こんな作家、あまりいません。
 日本の作家では「横溝正史」ぐらいでしょうか。
偶に無性に読みたくなります。
 さて、本書の感想に戻りますが、事件自体は単純で、とあるテーブルに集まった人々の中で一人が服毒して死に至ります。
当初、自殺と判断されたのですが、一年後に新たな展開を迎えるといった内容です。
序盤はテーブルに集まった面々の回想と想い、後半は事件を捜査するメンバが加わった視点による展開となります。
 安心のテイストで楽しめる作品です。
名探偵登場を期待する方には、少し拍子抜けですが。
(記:スッタコ小僧)

2014年1月 2日 (木)

【書籍】『嘘はよみがえる』読破

 「アイリス・ジョハンセン」著、頭蓋骨から粘土で顔を復元する超一級の女性「イヴ」が活躍する【サスペンス】小説です。
シリーズものらしいのですが、私は、本シリーズおよび著者の作品は初めてです。

 「イヴ」の周りで発生する不審な事件、そして発覚した恋人の嘘・・・・・・傷心した「イヴ」は、一旦は断った仕事を引き受ける事に。
しかし、それがまさに"犯人"側の狙いだった!!──で始まる展開は良いのですが、ちょっとサスペンス感が、視点に描かれる謎の男に頼り過ぎです。

 そして、最後の方はいまいち、事件が大きさが大きくというか、描かれている部分はちっこいのですが、相対する組織がピンと来ない程、デカくなり過ぎて・・・。
シリーズ最初には活きていたのかも知れないけど、「復顔彫刻家」部分もうまく活用しきれてなかったとの印象です。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『論理爆弾』読破

 「有栖川有栖(ありすがわ・ありす)」著、成長段階&母親探しの少女探偵「空閑純(そらしず・じゅん)」が活躍する【推理小説】です。

舞台は、北海道と分断し、また、探偵行為が禁止されている設定の架空の日本となっています。
本作でやっと"分断"が少し利用されてきましたが、後者にて探偵である父親が逮捕され、「純」が警察を頼みにできず、母親探しを独自に実施する理由にしか役立っていませんでした。
まあ、母親の行方不明の謎・・・追跡していた事件の謎が、さぞ、前者に関連のある事を祈ります・・・・・・でないと、全くの無駄設定なので。

 さて、本作の感想ですが、正直、言うと著者に期待していた面白さを満喫する事はできませんでした。
タイトルの"モノ"と事件の繋がりも薄いし──。

 何より残念なのは、「歌野昌牛」さんの「舞田ひとみ」と同じくヒロインである探偵に全く魅力を感じない点かな。
まあ、探偵を目指して成長段階であり、"等身大"の少女探偵を描いているのだとは思うのですが、探偵を言うと(私は)"超然"とした人物を求めてしまうので。

 閉ざされた山村での連続殺人なのですが、前に記載した分断した北海道から送り込まれたスパイ、組織が変に絡んできて、"閉ざされたモノ"としては「んっ」となる感想です。

 本当に、本シリーズの設定って、作品にプラスとなっているのかなぁ。

(記:スッタコ小僧)

2014年1月 1日 (水)

【書籍】『コモリと子守り』読破

 「歌野昌午(うたの・しょうご)」著、素人少女探偵「舞田ひとみ」が誘拐事件に挑む【推理小説】です。

 うーん、私には探偵「舞田ひとみ」の魅力がいまひとつ分かりませんが、彼女を主人公にした作品は多いだよなぁ。
まあ、本作の視点は、友人である引きこもり少年である為、あまり気になりはしませんでしたが。

 気になっていた隣の子供が、パチンコ店の駐車場、車中に置き去りにされているのを発見した少年。
パチンコ店にいる子供の両親へ注意する勇気がなく、自宅へ連れて帰ってしまった少年が巻き込まれる誘拐事件です。

 意外と著者の作品は、"ダーク"さがある・・・・・・表紙の絵柄から、もう少しソフトな作品を期待したのですが、《ズーン》となる読後感なので、ご注意を。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『殺人小説家』読破

 「デイヴィッド・ハンドラー」著、小説家「ホーギー」が活躍する【推理小説】です。

 小説家「ホーギー」の元に届いた小説・・・・・・デビューしようと小説家へ送りつけてくるたぐいかと思った「ホーギー」。
しかし、その内容の出来に驚くも、更にその小説に描かれた通り、殺人事件が発生して──。

 緊迫感、加えて、"驚き"を久しぶりに味あわせてくれました。
内容、犯人が鮮明に焼き付けられている点で、記憶に残った作品だったことが分かります。

 主人公は元はゴーストライターだったとの設定ですが、憶えあり・・・・・・シリーズ、過去に読んだ事があったのかなぁ。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『秘められた感情』読破

 「レジナルド・ヒル」著、「ダルジール警視」、部下「パスコー部長刑事」が活躍する【サスペンス】小説です。

 「パスコー部長刑事」が久しぶりに交友を暖めようと友人宅へ訪問したところ・・・・・・そこには凄惨な現場が。
行方が分からなくなった友人一人に嫌疑がかかる中、友人の無罪を信じる「パスコー部長刑事」、しかし、かの地で捜査権限はなく、手詰まりに。

 「ダルジール警視」シリーズは何作か、読んでるのかな、警視と部長警視の軽妙(!?)なやり取りが記憶に残っています。
逆に言うと、二人のやり取りが強すぎて、事件の真相が、今、記事を書いている現在、吹っ飛んでいますが──。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『月面の聖戦3:永遠の正義』読破

 「ジャック・キャンベル」著、兵士が死に行く現場を知らない上官達に反旗を翻した「スターク軍曹」達─【SF】シリーズ最終巻です。

 盛り上げてくれますなぁ・・・ついに母国がロボット兵器を戦場へ投入してきました。
月の兵士、そして住民たちの運命は如何に・・・・・・です。

 舞台、設定は【SF】なのですが、著者の作品には"癖"がなく、すんなり入っていける所が強みかな。
【SF】や【ファンタジー】作品の中には、その設定・舞台だけで何頁もの解説/説明を費やすものもあるので。
その説明が物語に沿って、すっと入ってくれば良いのですが、最近、そうゆう作品は少なくなっている・・・・・・。

 いずれにしても、「ジャック・キャンベル」、新作が見逃せない著者となっています。

 さて、最後にシリーズ前作までの感想(過去記事)へのリンクを──。

『月面の聖戦1:下士官の使命』
『月面の聖戦2:指揮官の決断』

(記:スッタコ小僧)

2013年12月31日 (火)

【書籍】『彷徨える艦隊 外伝1:反逆の騎士』読破

 「ジャック・キャンベル」著、久しぶりにSFへ引き戻してくれたシリーズ作品の外伝です。

外伝といっても、本シリーズで漏れたエピソードや本シリーズのキャラを描いているのではなく、敵だった側の反逆を描いた作品です。
「ミッドウェイ星系」の「シンディック」、中央の圧制&監視に反旗を翻した二人の男女司令官の目線で進みます。

本シリーズの戦闘、上役の苦悩の醍醐味に加えて、「腹の探りあい」、策謀の味付けがあり、違った味わいを醸し出してくれています。
一冊で追わなかったのは残念ですが、次巻、もの凄く楽しみです。
なんたって、本シリーズで一番盛り上がったあの場面が再現されるのですから・・・・・・「シンディック」視点で。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『星界の戦旗Ⅴ:宿命の調べ』読破

 「森岡浩之」著、【スペースオペラ】、久しぶりの作品です。

久しぶり過ぎて、すっかり内容が欠落です。
アニメも見て、確か原作小説も読んでいたはずなのですが・・・・・・歳月、恐ろしいなぁ。

あれれ、「アーヴ」が確かずっと有利だったと思っていたのですが、本作では一転、窮地へ。
しかも、帝都へ敵が迫る危機!!・・・・・・と盛り上がりは十分なのですが、如何せん、諸々、忘れすぎている。

 メイン登場人物である「二人」の活躍も少なかったし、どうも、追いつけていないシリーズになってきました。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『アルカトラズ幻想』読破

 「島田荘司(しまだ・そうじ)」著、著者の探偵達は出てこない【推理小説】・・・・・・いや、【幻想小説】です。

 一体、どうしてしまったのだろう。
過去に日本のミステリへ引き付けてくれた著者、ここ最近の作品は、なんか妄想&幻想へばかり突進しています。

 毎回、今度こそは、「驚きを──」を手に取っているのですが、残念ながら、今回も空振りです。

 集中力が切れ、途中で読み込み力が低下したのか、何故、「アルカトラズ」を持ってきたのかが分かりません。
最初に描かれていた連続殺人、その動機・解決だけでは駄目だったのか・・・・・・。
難攻不落の刑務所へ舞台を移して、何が始まるのか、どのように終わるのか、わくわくして最後まで読み込んでいたのに・・・。

(記:スッタコ小僧)

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