書籍・雑誌

2009年12月27日 (日)

【書籍】『クラシックシリーズ9 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上・下』読破

 「松岡圭祐(まつおか・けいすけ)」著、元自衛官で拳法達人(!?)&戦闘機・ヘリ"なんでもござれ"の臨床心理士「岬美由紀(みさき・みゆき)」が活躍するシリーズ第9弾です。
今回も上下二冊です。

■上巻は「岬美由紀」の第二の青春時代(自衛隊時代・両親の死による苦悩編)
 相変わらず私はここで読むスピードが鈍ります。
この時代(話)あっての後半の決死の活躍なのですが、私の中ではいまいち"うまく結びつかない"のが正直な感想です。

■下巻は戦いを止める為、旧式ヘリにて決死の作戦
 一気に読むスピードが上がり、途中で読むのをやめられない展開が待っています。(宣伝文句通り・・・・・・。)

~今までとは雰囲気が若干違う作品~

今までもテーマは重い部分があったのですが、最後には"アクション映画ばりの「岬美由紀」"にて(全体の印象が)上書きされていました。
今作は違います。
巻末の解説にあるように著者のメッセージ・・・・・・願いが強く感じとれる作品となっています。

最後に今まで読んだシリーズの感想へのリンクを──

(『千里眼』)
『クラシックシリーズ2 千里眼 ミドリの猿 完全版』
『クラシックシリーズ3 千里眼 運命の暗示 完全版』
『クラシックシリーズ4 千里眼の復讐』
『クラシックシリーズ5 千里眼の瞳 完全版』
『クラシックシリーズ6 千里眼 マジシャンの少女 完全版』
『クラシックシリーズ7 千里眼の死角 完全版』
『クラシックシリーズ8 ヘーメラーの千里眼 完全版 上・下』

(記:スッタコ小僧)

2009年12月25日 (金)

【書籍】『無縁塚 浪人左門あやかし指南』読破

 「輪渡颯介(わたり・そうすけ)」著、怪談好きの酒豪&剣豪「平松左門」が怪談の中にある人為的な事件を暴く【時代・推理小説】シリーズ第三弾です。

何故かノベルズ版ではなく一回り大きな本となってきた本書、内容はというと──

~謎解きはもとより、楽しみだった剣戟も一回り(展開的には)小さかった~

まあ、推理小説で不可思議な事象が出てくるとそこに《大きな or 奇想天外なトリック》を期待してしまう私が悪いのですが・・・・・・。
本シリーズは物理トリックを暴くというより、怪談の中に秘められた事件・裏事情・人物達の思いを推理する作品なので──。

~~~
 ついに本物の幽霊が出た!?、あの「左門」も「本物だ。近づくな。」といった庭に無縁塚のある屋敷。
「左門」の知り合いで道場を営む「辻村鉄之助」(現実家)が一晩泊まると行方不明、そして一緒に泊まった男は殺害されていた。
「辻村」探索の為、「左門」の剣術指導を受けた「苅谷甚十郎」(怖がり屋)が次に泊まると・・・・・・こちらも行方不明で、またしても一緒に泊まった男の死体が。
 二十数年前に発生した盗賊による惨殺事件など死人が多く出ているいわくつきの屋敷・・・・・・複数の幽霊の仕業か!?、果たして事件の真相は。
~~~

最後に前作までの感想へのリンクを──

『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』
『百物語 浪人左門あやかし指南』

(記:スッタコ小僧)

2009年12月20日 (日)

【書籍】『デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士1・2』再読

 「茅田砂胡(かやた・すなこ)」著、追放された王「ウォル」と異世界から来た戦女神(!?)「リィ」の戦いを描く【ファンタジー】です。
かなり昔に読んだのですが、 最新シリーズを読む内に本シリーズを再び読みたくなり、文庫版を手に取りました。(挿絵がないのが少し寂しいですが・・・・・。)

~記憶通り・・・・・・色褪せておらず、先が気になって仕方がない。~

「放浪の戦士1」では「ウォル」と「リィ」の出会い、「放浪の戦士2」では兵力2倍の相手との王座奪還初戦と見所&盛り上げ所満載です。
意外な展開はないのですが、「こうなって欲しい、こうして欲しい」のツボをおさえた展開に釘付けとなること請け合いです。

 著者の作品を手に取ったのは『デルフィニア戦記』シリーズが最初です。
挿絵に惹かれたのかな・・・・・・(当時、)普段、読んでいない作品を手につ特に誰の薦めもなく、本書を手にしたと記憶しています。
その後、意外に周りで読んでいる知り合い(主に男性)が多い事に吃驚したこともありました。

色々と新しい作品を模索中ですが、本シリーズ再読によりしばらくは『デルフィニア戦記』三昧が続きそうです・・・・・・。(年内にはキリが良い所で第Ⅰ部までは読んでおくかな。)

(記:スッタコ小僧)

2009年12月18日 (金)

【書籍】『シタフォードの秘密』再読

 「アガサ・クリスティー」著、殺人容疑で逮捕された婚約者の容疑を晴らすべく奮闘する女性「エミリー・トリフューシス」の活躍を描く【推理小説】です。
「ポアロ」、「ミス・マープル」、「バトル警視」などの面々が出てこないシリーズ外の作品ですが、著者の"エッセンス"が盛り沢山─溢れている作品です。

◇ロマンス
◇怪しい容疑者盛り沢山
◇小まめに提示されるヒント(伏線)と納得の結末

などなど。

~決して、ヒントを埋もれさせず、且つ下手に直ぐにばれるような内容ではない・・・・・・著者の"隠しのうまさ"にはいつも感心します。~

~~~
 南アフリカから突然、雪山の山荘を借りて過ごす夫人と娘。
その招待により山荘に集った面々は、戯れに降霊会を行なう。
テーブルを叩く音の回数により霊の発言内容を読み取るテーブル・ターニング。
現れた霊は・・・・・・山荘の持ち主であり、今がふもとの村で過ごしている男性、しかも自分は殺害されたと告げる!!!。
時刻は午後5時25分──誰かの悪フザケと思いながらも、降霊会に居合わせ心配になった友人は大雪の中、山を降りて男性の元へ・・・・・・。
午後8時少し前、かの男性は死体で発見される・・・・・・死亡推定時刻は──午後5時25分!?。
~~~

短所を挙げるとすれば、 せっかく活動的なヒロインを持ってきているので、もう少し"捜査"にサスペンスを持たしてくれても良かったのではと思った事です。

最後に著者の作品リストへのリンクを──

『アガサ・クリスティー百科事典』 

(記:スッタコ小僧)

2009年12月16日 (水)

【書籍】『GOSICKⅡ─ゴシック・その罪は名もなき─』読破

 「桜庭一樹(さくらば・かずき)」著、学園の図書館に棲息(!?)する少女「ヴィクトリカ」が「ホームズ」役、東洋からの留学生「九城一弥(くじょう・かずや)」が「ワトソン」役を務める【推理小説】です。
今作では「ヴィクトリカ」の出生の秘密、そして「ヴィクトリカ」の母の故郷にてかつて母親が殺人者とされた事件と現在発生した事件の謎に挑みます。

~色々な事件の謎解きが"多く"提示されますが──どれも小ネタで、正直歯応えがない。~
今回はその"多様さ"を楽しむべきなのかな・・・・・・個々が複雑に絡み合っていたり、関連していたら良かったのですが、個々"そのまま(ストレート)"ではちょっと難度[低]。

~まあ、「ヴィクトリカ」と「一弥」の"やり取り"は前作同様に楽しめる作品です。~

~~~
 新聞に掲載された不可思議なメッセージ(広告)。
そのメッセージが告げる村へと旅立つ「ヴィクトリカ」&「一弥」(二人喧嘩中)。
名も無きその村ではかつて村長殺害事件が発生している・・・・・・殺害現場に出入りしたのは一人のメイドのみ。
そのメイドの名は「コルデリア・ギャロ」──「ヴィクトリカ」の母親であり、その事件の為にかつて村を追放された女性でした。
~~~

最後に前作の感想へのリンクを──

『GOSICK─ゴシック─』

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『クラッシュ・ブレイズ ミラージュの罠』読破

 「茅田砂胡(かやた・すなこ)」著、「最強夫婦」&「人外トリオ」が繰り広げる【SF・ファンタジー】、シリーズ第八弾です。
前作は「最強夫婦」(主に妻)が大活躍(暴走!?)の展開でしたが、今回は"学園パート"──「リィ」と「シェラ」が「蜃気楼(ミラージュ)」と呼ばれる秘密暗殺部隊を相手に大暴れです。

~~~
 以前、事件捜査の為に潜入していた学校の知り合いと街で出合ってしまった「リィ」。
その知り合い「ダグラス」は留学の為にこの連邦大学惑星に来ていたのだった。
その「ダグラス」を狙う不審な人物達・・・・・・「ダグラス」誘拐を阻止した「リィ」でしたが、次は「ダグラス」暗殺が試みられる!!。
~~~

「ダグラス」殺害を狙って"とある政府の秘密部隊"、暗殺専門「蜃気楼(ミラージュ)」と荒事専門「不死鳥(フェニックス)」と呼ばれる部隊が動き出す。
大ピンチと思いきや・・・・・・読者の予想通り、そんな部隊は元暗殺者エリート「シェラ」と元戦女神(!?)「リィ」には通用しない!!、「シェラ」の元同僚「レティシア」&「ヴァンツァー」を巻き込んで一騎当千の大暴れ(誇張あり)です。

~なにしろ主役級の登場人物が5名もいる為、毎回どの人物が"今回の主人公"になるのか楽しみです。~

最後に前作までの感想へのリンクを──

『クラッシュ・ブレイズ 嘆きのサイレン』
『クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り』
『クラッシュ・ブレイズ ヴェロニカの嵐』
『クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻』
『クラッシュ・ブレイズ オンタロスの剣』
『クラッシュ・ブレイズ ソフィアの正餐会』
『クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン』

(記:スッタコ小僧)

2009年12月13日 (日)

【書籍】『捜査官ケイト』読破

 「ローリー・R.キング」著、「キャタリーナ・セシリア・マーティネリ」・・・・・・通称「ケイシー」、そして親しい友人は「ケイト」と呼ぶ女性捜査官の活躍を描く【警察小説】です。
暗い展開と細部まで"緻密で丁寧な描写"が続く作品なので、最近の「ジェットコースター・ミステリ」と「大どんでん返し(意外な犯人等)」に慣れてしまっていた身には久しぶりに読み進めるのが少し"堪えた"作品でした。
事件の謎を追いかけるというよりは、一人の天才女性画家の生涯と主人公である「ケイト」の人生を"追う"作品です。

~~~
 連続幼児殺害事件が発生し、死体遺棄近くの"ロード"と呼ばれるコミュニティの住人が捜査対象となる。
そこで「ケイト」と上司「アル」は、"ロード"に住む過去に子守の子供を殺害した罪により刑務所に服役していた女性「ヴォーン・アダムズ」に注目する。
女性の住居に訪れた二人、「ケイト」がそこで目にしたのは・・・・・・絵、「ヴォーン・アダムズ」はあの有名な画家「イヴァ・ボーン」!?。
~~~

 前述のように"謎解き"作品ではない為、手に取る際にはご注意を──。

(記:スッタコ小僧)

2009年12月11日 (金)

【書籍】『キングの死』読破

 「ジョン・ハート」著、久しぶりに"読み応え"がある【推理小説】です。
⇒最近は、"ライト[軽い]"な作品を多く読んでいたので・・・・・・。
「じっくり、じわじわ」と迫るサスペンス、そして(最後まで)"犯人探し"が楽しめる作品となっています。
⇒スピーディな展開&手に汗握る場面は少ない──でも、そこが久しぶりで味わい深いです。
⇒最近の作品は、犯人は"あからさま"に提示されて、そのトリックを解くだけに重点を絞ったモノが多かったので・・・・・・。

~~~
 裸一貫から身を起こし、金に執着していた辣腕弁護士の死体が発見される。
かの弁護士はその妻が事故で亡くなった一年半前から行方不明・・・・・・当初は自分で姿をくらましたのかと世間に思われていたのだが。
ただし、その息子、同じく弁護士の「ワーク」は違う、一年半前より覚悟があった──何故なら、父親を殺した人物に心当たりがあったから。
その人物とは・・・・・・妹「ジーン」。
妹を守る為、敢えて自身に降りかかる容疑を払わない「ワーク」。
しかし、事態はやがて「ワーク」をのっぴきならない状況へ──。
~~~

著者の説明に『「スコット・トゥロー」の再来』と記載されているのですが、残念ながら私は「スコット・トゥロー」を知りません。
今度、読んでみようっと。(私は読んでいて「トマス・クック」氏の描く作品から受ける印象と近いなぁと思ったのですが・・・・・・。)

(記:スッタコ小僧)

2009年12月 6日 (日)

【書籍】『GOSICK─ゴシック─』読破

 「桜庭一樹(さくらば・かずき)」著、探偵役は人形と見紛うばかりの美少女──喋ると老婆声&辛辣な口調でバッサリ、パイプを燻らす「ヴィクトリカ」。
助手役兼護衛(!?)役は東洋からやってきた軍人家系三男坊「九城一弥」、少女と少年が巻き込まれる事件を描く【推理小説】です。

初っ端から「密室殺人」を持ってきますが──物足りない。
この調子の"謎"が続くのはちょっと・・・・・・と思っていたら、船上で死のトラップとの《サバイバルゲーム》へ転換
それでも使われている"謎"は時には【ゲーム】でも既出のモノからあまり変換/装飾していないトリックで、発生している事件の推理はちょっと私には楽しめませんでした。
ただ、昔の事件の"動機の謎"には「おおっ」と光るモノがありました。

「船上でホラー」よりも「古城(とか)で怪奇」を期待して手に取った作品だったのですが・・・・・・。
まあ、余計な/冗長部分がなく「タッタカ」ストーリーが進む、とても読みやすい作品です。

(記:スッタコ小僧)

2009年12月 3日 (木)

【書籍】『クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン』読破

 「茅田砂胡(かやた・すなこ)」著、今回は"トリオ"は休憩、「まさに待ってました」の最強夫婦──特に「ジャスミン」の大"爆走"が楽しめる【SF・アクション】、シリーズ第七弾です。

~~~
 宇宙最速を目指す感応頭脳「ダイアナ」は自身(船)改修の為、「ケリー」&「ジャスミン」と離れる事に。
二人は夫婦水入らず!?、宇宙船を借りて旅行に出かけるが・・・・・・「門(ゲート)」を潜った所でいきなり、砲撃に会い、加えて密輸業者と間違えられる。
大気圏内の「飛翔機(フライヤー)」による大峡谷・賭博レースが有名な惑星に足止め・・・・・・そこで、最新型の「飛翔機」に間違えられて「ジャスミン」の相棒である愛機「クインビー」が盗まれる事件が発生!!。
相棒(愛機)を取り戻す為、「ジャスミン」が取った行動とは──。
 驚異の新人「飛翔士(フライヤー)」現る!!!、その名は「パピヨンルージュ」!!!。
~~~

『スピード・レーサー』(映画)も真っ蒼、「ジャスミン」の大暴れっぷりが存分に味わえる一冊です。
それにしても"期待通りに狙った所にドンピシャ"とくるストーリーが次々と繰り広げられるシリーズです。

最後に前巻までの感想へのリンクを──

『クラッシュ・ブレイズ 嘆きのサイレン』
『クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り』
『クラッシュ・ブレイズ ヴェロニカの嵐』
『クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻』
『クラッシュ・ブレイズ オンタロスの剣』
『クラッシュ・ブレイズ ソフィアの正餐会』

(記:スッタコ小僧)

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