書籍・雑誌

2021年4月11日 (日)

【書籍】『チャイナ蜜柑の秘密』再読

 「エラリー・クイーン」著、国名シリーズ第8弾、論理探偵「エラリー・クイーン」が活躍する本格推理小説です。

~巻末トリック挿絵、ありがとうございます。今回の再読でやっと諸々、理解できました。~

なんで事件現場の間取りなどはあるのに肝心の現場の様子がないのか。

流石に文章だけでトリックにも関連する現場を説明するには、難し過ぎます。

まあ、小説だからで文字だけに拘ったのかもしれませんが。

 また、"あべこべ"の理由もお国柄が影響するのか、残念ながら私には今もピンッと来なかったです。

でも、今回の再読で前述の理解も上がったので、とても有益でした。

国名シリーズ再読で、一番、「評価が変わらないだろうなぁ」と心配していたのが本作でした。

他の再読作品と比較すると振れ幅は少ないですが、幾らか上に振れてくれたので、決して無駄ではなかったです。

 本作は厳密な密室モノではないのですが、色々な密室モノを読んだ後に昔、期待を大にして読んだだけに当時はガックシが大きかった。

ここに来て再読し、諸々と練られていた事が分かり、面白かったです。

(記:スッタコ小僧)

2021年3月28日 (日)

【書籍】『フランキー・マシーンの冬』読破

 「ドン・ウィンズロウ」著、引退したマフィア・・・伝説の男「フランキー・マシーン」に殺し屋が迫る!!クライム・サスペンス作品です。

「ニール・ケアリー」シリーズを読んだ後、映画化された『ボビーZの気怠く優雅な人生』はタイミング悪く視聴も原作読破を逃してから、しばらくご無沙汰だった著者です。

(『ボビーZ』はこの前午後ロードを録画できたので、今度こそ見ようっと。)

~読み始めたら止まらず、最後までノンストップで読み終わったしまいました。~

設定および狙われた原因まで、映画や小説多数に触れていれば正直、"ありふれた"モノです。

でもこの設定で燃えない理由はなく、そして著者の人物設定や描写が生き生きとして次ページ、次のエピソード、続きは「えっ過去回想かよ、でも面白い」と久しぶりに休日を映像(録画やゲーム)ではなく、読書で半日を潰しました。

 まだまだ面白い作品は沢山あるなぁ、これだから読書はやめられない。

(記:スッタコ小僧)

2021年3月27日 (土)

【書籍】『黄色い部屋の謎』再読

 「ガストン・ルルー」著、小生意気な青年記者「ルルタビーユ」君が活躍する密室モノの古典、推理小説です。

~新訳いいですね、名作─読み返すとまた面白さが染み渡る。~

トリック(謎)は昔に読んだし、他作品(ジャンル問わず)に利用、また応用されているために驚きはありませんが、それでも楽しめるのが古典名作である所以です。

 初読の時は訳がスッと入ってこなかったのか、または既に謎の解答をうっすらと他作品や情報で得ていたのか、「これが、あの有名な作品?」とあまり感銘を受けなかったと記憶しています。

トリック系は「島田荘司」さん作品から入っているので密室モノでは『斜め屋敷の犯罪』から。

なので、"人"に依存するというか確実性のない解決には少し首を傾げるお年頃(時代)でしたので。

今は違います、年数も経過して色々な経験をしている分、成程ね~との納得です。

(記:スッタコ小僧)

2021年3月22日 (月)

【書籍】『虐殺器官』読破

 「伊藤 計劃」著のSF小説・・・確かにこれは凄いです。

失礼ですが、早世の方はなんだろう、その才能、未来で作り出したであろう作品のために惜しまれ、想像以上に評価される・・・といった事が正直、あると思っています。

著者の作品に触れたのはアニメ化された『ハーモニー』、他の小説家達によるアンソロジー『屍者たちの帝国』のみでした。

一時期、著者の作品が立て続けに映像化された時、SF小説を離れていた私には「誰だろう」と思ったものです。

前述の作品からは設定の緻密さ、SF・そして清潔?静寂の中の毒毒しさにピリッと魅かれるものがありましたが、日本人作家では「冲方丁」さんの『マルドゥック』シリーズを原作小説で読んだ程の衝撃は受けませんでした。

~すいません、やはり原作小説、原本に触れないと分からないものですね。~

 いやぁ、吃驚しました。

SF・SFに満ち充ちており、色々な事が網羅されているにも関わらず、スルリと消化できなる文章および内容となっている。

内容的には難しい事も盛り込んでいるのですが、私たちも知っている有名映画などをエピソードを登場人物に思いめぐらせる事で、取っつき易い。

味わいキツいながらも、どんどん読み進めてしまう、物凄い力を持った作品でした。

~~~~

 内戦、その中の虐殺─現れる一人の名前「ジョン・ポール」。

米国「特殊検索群i分遣隊」─暗殺の特殊部隊に指令が下る、かの男を殺害せよ、と。

通常はターゲットの情報が詳しく提示、その人物の思考・行動を把握はずが、今回は勝手が異なる。。。

葛藤を抱える"ぼく"、軍人視点にて秘められた謎が明かされる─。

~~~~

(記:スッタコ小僧)

 

2021年3月14日 (日)

【書籍】『アメリカ銃の秘密』再読

 国名シリーズ第六弾、「エラリー・クィーン」著─大規模なスタジアム内での銃殺事件!!、本作推理小説です。

~昔、読んだ時は凶器消失の謎にばかり目がいって、そのトリックにあまり感銘を受けなかったせいで、不当に本作を評価していました。~

前述の消失トリックばかり記憶に残っており、その他の謎について忘れていたなぁ、それ程、当時は一側面にだけ注意を払い、本作の"面白さ"に気づいていなかった・・・。

 今回も過去の記憶より当初は本作、手に取りづらかった。。。でも、これまでの再読から本シリーズについて評価が大分、変わる事があり、一筋の期待がありました。

~見事にその期待に応えてくれました。~

~~~~

 往年の西部劇映画大スター「バック・ホーン」再び!!。

二万人もの大観衆の前、スタジアムにてロデオ・ショー。しかし、そのトラック周回中に突然・・・倒れる!!。

~~~~

 改めて読み、「エラリー」の推理披露、そして解説を読むと色々、試行・実験、練りに練られていた事が分かり、更に数年後の再読が今から楽しみになりました。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『P分署捜査班 集結』読破

 「マウリツィオ・デ・ジョバンニ」著、「エド・マクベイン」の『87分署』を目指したイタリア警察物語、開幕です。

不祥事のあった分署存続の為、集められた"はみ出し者"達─それぞれの葛藤、思い、事件を抱えながら、まずは第1の事件へ取り組みます。

うーん、初っ端の事件としてはインパクト低ですが、"警察小説"と考えるといい塩梅─まず、警察署とその周りの環境、そして登場人物達に"どっぷり"と漬からせてくれます。

 まあ、トリック好きな私としては定番になるシリーズ作品ではないと思うのですが、時々気分転換に手に取る作品としては、良い作品─シリーズになってくれるのではないかと思いました。

(記:スッタコ小僧)

2021年3月 7日 (日)

【書籍】『ルピナス探偵団の当惑』読破

 「津原泰水」著、ルピナス学園の3女子+変わり者の1男子、破天荒な刑事の姉が活躍する中編3本、ミステリです。

~論理的なのは良いけど、文章による描写、説明が分かりづらい。~

せっかく面白い謎を提供しているのに、残念です。

そこがストン、と入れば「おおっ」と感嘆の一作品になったのですが。

事件とは関係のない所で、「n進数」の説明など、とてもじゃないけど分かりづらい。

うーん、故意に難解にして変わり者男子の個性を表しているのかな。だとしても、余計なストレスになり、純粋に作品を楽しめない。

・・・とは言え、読後、思い返してみると、じわじわとその内容が光ってくる。

本作シリーズ作品のようなので(2作目?)、他の作品も読んでみよう。

⇒と、思ったら、3作目読んでいて、同様の感想しているじゃん。(ルピナス探偵団の憂愁)

(記:スッタコ小僧)

2021年3月 5日 (金)

【書籍】『クロウ・ガール』読破

 「エリック・アクセル・スンド」著、スウェーデンのダーク・ミステリー・・・はぁ、こう一辺倒で謎解き要素がないとせっかく一時期、盛り上がっていたのに廃れてしまうよ。

 本作、事件描写は衝撃的なのですが、うーん、翻訳のせいか、それとも読み込みが足りないのか。

読み込めば、各伏線が解り、面白さが倍増する作品なのか・・・でも、内容的に読み返したいと思うような流れではなく、驚きも少ない。

文字は大きいが、上下巻のボリュームで上巻を読んだ時は、ここでこれを明かしてしまって大丈夫なのか、隠された驚き、どんでん返しが・・・と期待が高まったのですが、しょぼん、しょぼんの後半でした。

 一旦、北欧は離れようかな、明るい作品か、古典、定番シリーズ、あまり読まなくなった作家の作品を再び、などに色々と試していこうと思います。

(記:スッタコ小僧)

2021年2月13日 (土)

【書籍】『屍人荘の殺人』読破

 「今村昌弘(いまむら・まさひろ)」著、第27回鮎川哲也賞受賞作、本格でもありエンタメでもあり、読んで映像が浮かぶ推理小説です。

~確かに凄い、久しぶりに今までと違った感覚が味わえ、そして推理も十二分に楽しめました。~

本作、前知識・情報を入れてなかったので、読み始めてから「まさか。。。えっ、確かにタイトルから"それ系"の少し意表をついた作品かもしれない。」とは感づいてきたけど、まさか「モロ」だったとは。

そこで大分、シチュエーションだけに特化して肝心の殺人、しかも密室!!部分とストーリーが疎かになっているのでは、途中で読み止まってしまう事を懸念したのですが、杞憂─面白い、面白い。

諸々読み易い文章や頭に入っている内容にしている点も感心です。

~確か直ぐに実写映画化されたのも頷けます。~

映画の方は、前述の通り「読んで映像が浮かぶ」作品だけに各自の頭に浮かんだ映像、場面場面が合致しているか、"超えて"来ないと大変だろうなぁ、、と見る前から心配。(見たい気持ちもありますが、見ない方が良いのかな。まあ、邦画はほとんど見ないし、TV放映されないとまず、見ないだろうかな、少しは安心かな。)

 正直、あまり流行り、流行りや騒がれているモノにはあまり手をつけず、後手後手となるのですが(多々失敗もあるので)、これはもっと早い段階で読んでおけば、触れておけば良かったと思いました。

色々な点で認識を新たにしてくれました。

(記:スッタコ小僧)

2021年2月 6日 (土)

【書籍】『エジプト十字架の謎』再読

 「エラリー・クイーン」著、国名シリーズ第五弾、推理小説です。

~あれっ、本作が「クイーン」初読だったかな。でも、普通はシリーズ順に読むからなぁ。。。~

いやぁ、忘れているなぁ、そのおかげで最後の最後まで楽しめましたが。

でも、なんでこんなに印象と記憶が残っていないのだろう。今までのシリーズと比較しても「首無し死体」「連続殺人」などインパクトは大なのに。

 本作が著者の作品初だったら、納得かな。

オドロオドロしい、少しオカルト的が内容が入った作品は好きだし、それに絡めたしっかりとした謎と動機などを提供してくれていれば。

しかし、本作は「確かに、確かに推理問題としては今までのシリーズ作品に劣らず、そして派手な動きも絡めている」・・・だた、前述がいまいち満たされないというか、おそらく当時読んでいた作品群からすると「中途半端」と思えてしまったのではないでしょうか。

「推理問題だけでなく、そこもしっかりさせてくれと。確かに推理小説にクイズ!?も求めているけど物語としても欲しいモノがある。」

だったのではないでしょうか。

 一旦、本シリーズはここで止めて、色々と他作品や他過去シリーズ再読へ進もうかなと思います。

この後の作品は、結構、その種が記憶に残っているし、正直、また読みたいと思わせる強さの作品ではないので。。。

でも、再読で印象が変わった作品は多々あるし、悩みどころだなぁ。

(記:スッタコ小僧)

より以前の記事一覧

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

リンク