書籍・雑誌

2023年1月28日 (土)

【書籍】『人形館の殺人』再読

 「綾辻行人」著、館シリーズの第四弾、ミステリー小説です。。。あれっ、本格が抜けた。

~期間が経っているし、色々な作品の読書経験も積んだので、新装版再読における感想は変わるかな・・・と思ったのですが、他の館シリーズ再読と同様に変化せず。~

 また、元々本作にはネガティブな感想を持っていたのか、今回の再読では読後、久方ぶりに"大ガックリ"。

おそらく昔、初読の時も館シリーズ最新作だ!!楽しみ!!・・・・・・えっ。。。(だったんだろうなぁ。)

 再読前、自分でも何故か本作品における記憶がほとんど無い事に違和感を感じていたんだよなぁ。屋敷に配置された異なる体の一部が欠けた人形たち、母屋と貸しアパート(?)が繋がった特異な住居。

 どんな事件だったか、屋敷というか人形にどんな仕掛けが・・・で、ドキドキ・ワクワクで読み進めると、真相は───。

もしかして、"この手の真相"作品に触れたのは本作が初だったのかも。(今までの読書で度々出逢っては、本当に読後にズーンと沈む。)

 まだまだそのトラウマが抜けきっていないという事でしょうか。

 最後に過去の感想へのリンクを。

十角館の殺人

水車館の殺人

迷路館の殺人

・人形館の殺人

・時計館の殺人

・黒猫館の殺人

・暗黒館の殺人

びっくり館の殺人

奇面館の殺人

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『ロボット・イン・ザ・ガーデン』読破

 「デボラ・インストール」著、なんだろう、ロボットと離婚夫のドタバタ・ロードムービー・・・いや、ロード小説か。

本作、邦画で実写化される前に存在を知っており、そのタイミングでは時間がなくて読めなかった。

 その後、邦画で実写化されたのを知り、なんで映画化されたのだろうと、再挑戦です。

成程、旅の舞台が日本が含まれる事や、訳者あとがきからも映画化を意識、期待化された作品だったのか。

 確かに登場する男の子ロボット「タング」、そのキャラは魅力的です。

内容的には珍しくはない、突然、小さな子供(赤ちゃんの場合もあり)を面倒を見る事になった育児に慣れてない男("達"の場合もあり)の奮闘──です。

 若干、ロボット設定によるスパイスが効いていますが。

発生するトラブルやイベントは微笑ましいものが多数を占め、"幅広め目"ターゲットなのでしょうか、読み易いのでスラスラと楽しめました。

~~~

  両親を事故で無くし、獣医になろうと勉強していたが挫折、弁護士として忙しい妻とは裏腹に自宅で漫然と過ごす「ベン」。

そんな中、庭先に紛れ込んだロボット一体。そのロボットが根本原因ではないが、夫婦の間におけるズレを意識させ、やがて離婚。

「ベン」、一念発起して、壊れかけた部品の修理の為、ロボット「タング」の開発会社、開発者探しの旅に出発です。

~~~

(記:スッタコ小僧)

2023年1月21日 (土)

【書籍】『運命 二人の皇帝』再読

 スペース・オペラでお馴染み「田中芳樹」さんが、明王朝における「靖難の役」(せいなんのえき)を描いた歴史/戦記?の著「幸田露伴」名作を子供向けにリライトした作品です。

~子供向けとは知らなかったな。道理で分かり易く、説明も豊富で分かり易かったわけだ。~

 しかも、ブログを見返すと本作、初読かと思ったら再読・・・まあ、十年も前だし、流石に忘れているか。。。推理小説も特定の作家さん以外、読んだ事を忘れている事もあるし。

 で、過去の感想を読むと今回と同じ事を感じている・・・成長していないのか、再読でも変わらない楽しさを提供してくれている事を褒めるべきなのか。

 本作の感想は、過去記事を見れば分かるので、著者について。

確か『アルスラーン戦記』の最終巻後、あまり著者の作品に触れていないような。。。個人的に終盤とあの終わり方には、納得できず。

その前は、『タイタニア』を前半から期間を空けて後半、最終巻まで読んだのかな(デカい一冊になっていたかと)・・・これも、終盤の展開に納得できず。

 うーん、シリーズ完結、終わりを迎えてくれるのは良いのですが・・・。読みたいシリーズの新刊も出ていない、『薬師寺涼子」シリーズ、どうしたんだろう。

 ちなみに『創竜伝』シリーズは途中で挫折・・・SF・ファンタジー物、嫌いではないのに何でだろう、不思議。

 合間を縫って、本作のような"読み易い"田中芳樹節の歴史物を楽しむのも良いかもしれません。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』読破

 「ジェフリー・アーチャー」著、ミステリー感は薄い、警察小説・・・うーん、宣伝文句の「名ストーリーテラーによる」は頷ける部分もあるけど──の作品です。

~著者を誰と勘違いしていたのだろうか、それとも、警察を舞台にした内容を書くとは思っていなかったのだろうか。~

 文学系の作品を書く方だと勝手に勘違いして、その方がミステリーを書いたので"どんな内容になっているのだろう"との興味から手に取ったのですが、なんだ、今作はシリーズ続編みたいだし、本シリーズ以外にも色々、書いているじゃん。

 さて、感想ですが、確かに物語的には面白かったです。

法廷での対決、事件現場での対決、主人公である警察官「ウィリアム・ウォーウィック」の私生活における一大イベントなどなど読み所が満載で、読んでいて楽しい作品でした。

 ミステリ×ミステリばかりの小難しい作品ではなく、とある警察官と宿敵、事件の"物語"を楽しみたい──には、ピッタリの作品なのかな。

本系統に集中・・・にはならないけど、偶に混ぜた読書をするのも良いかな、今度、前作や続編を読んでみたいと思います。

(記:スッタコ小僧)

2023年1月14日 (土)

【書籍】『彼と彼女の衝撃の瞬間』読破

 「アリス・フィーニー」著、前任者の復帰より花形ニュースキャスターから現地リポーター、記者へ逆戻りの女性「アナ」と田舎町!?ブラックダウン・ウッズの警部「ジャック」、そして犯人視点で綴られるサスペンス作品です。

 発生する連続殺人事件のドキドキ、各視点におけて"騙されないぞ!"との気構えによるハラハラ・・・左記がうまく絡み合って、続きが続きがと読むスピードが早まりました。

 でも、肝心なのは前述のドキドキ・ハラハラに見合った結果である結末(真相)を提供してくれているかという事。

その点も、うまく実施してくれていたと思います、背面の"第一級のサスペンス!"の謳い文句に負けない作品でした。

 ここ最近の読書歴を見ると、過去読んだ作品の再読、読んだ事のある著者の作品などに偏りがち。

新しい著者、作品、またジャンルにも手を出そうと以前、心構えしていたのに・・・。

 中々、手を出して期待通りの結果を得られず、安定の方へ向かっていたのかもしれません。

 改めて、色々、読んで行こうと思います。でも、再読したいシリーズもあるので、それはそれで。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『QED~flumen~月夜見』読破

 「高田崇文」著、現代事件の背後に日本の歴史や神様などの謎に絡めて描くミステリ作品です。

~正直、現代事件との"絡み"が少し苦しいとは思いますが、まあ、本作の楽しみは"そこ"ではないので。~

 重度の神社仏閣好き「桑原崇」と「棚旗奈々」二人きりの旅行で、共通の友人「小松崎良平」呼び出しにより事件に巻き込まれ、名前は良く聞くけど、その正体が掴めない「月読命(つきよみのみこと)」の謎に迫る内容となっています。

 若干、文量が少なかった影響と一泊旅行先での事件という事もあり、展開が早く、直ぐに読み終わってしまいました。

普段、本シリーズ、そんなに進み(読むスピード)は良くなかった、と思っていたのですが、今回は意外。

 本シリーズのお陰で、いつか色々と旅行、そして回ってみたいなぁ、と考えるのですが、はぁ、一体いつ実現出来る事やら。

 元々、そんなに旅行好きでもないし。。。でも、なんだろう、今後の楽しみの一つになりそうであり、またいつか本シリーズを読み返して、実際に現地に訪れたいですね。

(記:スッタコ小僧)

 

2023年1月 8日 (日)

【書籍】『エラリー・クイーン完全ガイド』読破

 「飯城勇三(いいき・ゆうさん)」著、推理小説家「エラリー・クイーン」作品について、あらすじ・ポイントなどを説明したガイドです。

現在は若干、ストップ気味ですが、丁度、私自身が「エラリー・クイーン」作品を再読している事もあり、興味および作品一覧が欲しいなぁ、と手に取りました。

~クイーン作品以外、対象作品に触発or挑んだと思われる他作家の作品を紹介している点がポイント。~

 単なるあらすじ説明と対象作品の読む、注目すべきポイント、著者のその時の状況だけでは物足りないなぁ、と思っていたのですが、前述の内容記述があり、「あれっ、この作品読んだのに」「まだ、読んでないなぁ」と、読みたい著者・推理小説群を増やす契機になりました。

 小学生の頃は、学校の図書館にあった「江戸川乱歩」の少年探偵団や「モーリス・ルブラン」のルパンシリーズで、読書の楽しさを知りました。

その後は「アガサ・クリスティー」、日本の著者では「島田荘司」に嵌り、推理小説の世界にどっぷり。

 上記経緯を辿ったせいか、「エラリー・クイーン」作品へ入ったのが大分、遅かったからか、「クイーン」作品に対する印象と熱量は大分、低い・・・でも、本書を読んで、再読開始して良かったなぁ、続けなきゃ、と思う事ができました。

作品一覧
作品名
1929年 ローマ帽子の秘密
1930年 フランス白粉の秘密
1931年 オランダ靴の秘密
1932年 ギリシャ棺の秘密
1932年 エジプト十字架の秘密
1932年 Xの悲劇
1932年 Yの悲劇
1933年 アメリカ銃の秘密
1933年 シャム双子の秘密
1933年 Zの悲劇
1933年 レーン最後の事件
1934年 チャイナ蜜柑の秘密
1934年 エラリー・クイーンの冒険
1935年 スペイン岬の秘密
1936年 中途の家
1937年 ニッポン樫鳥の謎
1938年 悪魔の報復
1938年 ハートの4
1939年 ドラゴンの歯
1940年 エラリー・クイーンの新冒険
1942年 災厄の町
1943年 靴に棲む老婆
1944年 フォックス家の殺人
1948年 十日間の不思議
1949年 九尾の猫
1950年 ダブル・ダブル
1951年 悪の起源
1952年 帝王死す
1952年 犯罪カレンダー
1953年 緋文字
1955年 クイーンの検察局
1956年 クイーン警視自身の事件
1958年 最後の一撃
1963年 盤面の敵
1964年 第八の日
1965年 三角形の第四辺
1965年 クイーンのフルハウス
1966年 恐怖の研究
1967年
1968年 真鍮の家
1968年 クイーンの犯罪実験室
1970年 最後の女
1971年 心地よく秘密めいた場所
1999年 間違いの悲劇

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『ベルリンに堕ちる闇』読破

 「サイモン・スカロウ」著、1939年のドイツ、ベルリンを舞台にしたミステリ小説です。

「第二次世界大戦下のベルリンを描き出した歴史ミステリ」──との記載に惹かれて、手に取ったのですが。。。

~当時のドイツ世間における雰囲気と状況は伝わってきたのですが、"歴史"となると・・・。~

 まあ、政治的に制約のかかった捜査を描いた警察小説として、幾分、読み易かった点はあるのですが、ちょっと、身構えたというか"歴史"という名称から期待した内容ではなかった、というのが感想です。

 著者は、世間、民間レベルでの当時の雰囲気を描きたかったのかもしれません、その点では成功している作品かと思います。

 事件的には元女優、現在は有力者である党幹部の妻となっている女性が殺害され、政治的に各方面に属さない主人公である「ホルスト」警部補に捜査命令が下される、内容です。

捜査中における"政治的な"ちょっかいと操作しずらさ、警部補やその身内における"意見"などを通して、"当時の諸々"を描いています。

 正直、本作の読み所というかメインである"当時の状況"を除くと、殺人犯を巡る捜査や謎は大分、物足りないと思う真相と結末です。

犯人視点の記述もあり、サスペンス感は盛り上げよう、としてますけどね。

(記:スッタコ小僧)

2022年12月30日 (金)

【書籍】『歌の終わりは海』読破

 「森博嗣」著、久しぶりの"森ミステリ"、ノンシリーズかと思ったら・・・の作品です。

本当に久しぶり、初期は夢中になって読んでいったのに。最初の『すべては~』は、私的には「えっ」となったけど、その後の作品から「↑↑」。

ただ、いつからだろう、トリックが・・・はぁ、こっち方面に行ってしまったか、で離れてしまいました。

 正直、現在、どんな作品を繰り出しているのだろうと、期待値よりは興味レベルで久方ぶりに手に取りました。

うーん、講談社ノベルス、こんなだったけ、それとも森さん仕様?、なんでこんなに上下に余白があるんだろう。

昔から、こんなだっけ、いや違ったはず。。。少しはガッツリした作品かと思ったら、余白の影響で多分、中編レベルの内容です。

 さて、本書の感想ですが、「成程、こんな方向の森ミステリも加わったんだ。」と。

期待していた方向のミステリとずれたのは良しとするも、ボリューム・内容共に「物足りない、というか、不十分」という感想を私は持ってしまいました。

 反面、その点が本作の狙い、読者に"考えさせる"事であり、著者の思惑だったのかもしれませんが、私には合わなかったかな。

森さん、今は色んなジャンルを書いているのですね、何となく硬質な文章が昔、魅力的でしたが、今、読んでみたらどうなんだろう。

 ちょっと"森ミステリ"、再読は怖いなぁ。。。

~~~~

 本の感想というよりは、私の"森ミステリ"話になってしまったよ。あらすじ、内容に関する感想は、本書に関しては記載しづらくて。。。

(記:スッタコ小僧)

2022年12月24日 (土)

【書籍】『ダークサイド』読破

 「ベリンダ・バウアー」著、片田舎で発生した殺人・・・連続殺人に発展、妻の病気から村での仕事を選んだ巡査と都会から来た"いけ好かない"刑事の視点で描いたサスペンス小説です。

 著者のデビュー作(ゴールド・タガー賞受賞)の『ブラックランズ』は、ブログに記事が残っていないけど、確か読んだはず。

内容をほぼほぼ憶えていないのですが、二作目も良い物が書けたのかな(なので邦訳と)、と期待して読み進めました。

~はぁ(溜息)、著者、やってしまったなぁ。。。。~

 非常に残念です、雰囲気、徐々に闇が濃くなる事件の様相や犯人は誰?感──そこを最後の最後、読者の意表をついてくれれば、デビュー作に引き続いて・・・だったでしょう。

 私も中盤で、「あっ、もしかしたら本作」と薄々気づいてはいましたが、それでは「あまりにも・・・」なので、その想像を裏切ってくれる事を期待して最後まで読み進めました。

 本当に残念でなりません。何等か事情があるのでしょうか、ヒットを飛ばした著者の作品でも厳選して届けて欲しい、邦訳される作品は無尽蔵ではないと思う為。

 大変に短い感想ですが、少しガックリ感が強くて、筆というかキー入力が進みません。

 まあ、若干、フォローしておくと文量は結構あるのに読み進めるのは苦ではありませんでした。

   それだけ文章、先へと気になる描写がうまい、という事でしょうか。

(記:スッタコ小僧)

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