【書籍】『蒼ざめた馬』再読
「アガサ・クリスティー」著のノン・シリーズの一作、正義感&好奇心旺盛の男女が遭遇、いや首を突っ込んで独自捜査するオカルティックな事件を描く推理小説です。
以前に海外テレビドラマ版を視聴した際は、《著者特有の雰囲気ではない、いやにオカルト・ホラーちっくな作品だ、こんなんだっけ(面白かったけど)》と思っていたのですが、ドラマ向けに改変されていた結果だったのか。
~オドロオドロしさはありつつも、いつものロマンス風味を含めた男女の探偵冒険譚!!~
ドラマ版の影響で若干、身構えていた所、"いつもの調子"で少し拍子抜けしましたが、相変わらずの読み易さで、次を次をと──グイグイ読ませる内容でした。
本当、著者の作品を読む時は「もう一冊」予備を持っていないと、あれれっ、読み終わってしまって帰りの通勤時間、読むモノが無い・・・状態となりますので、ご注意を。
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危篤状態の女性に呼ばれ、その女性の告白・・・「邪悪な──」を聞いた神父。
女性は亡くなり、その帰途、神父は何者かの一撃を受けて殺害される・・・。
一方、学者「マーク・イースターブルック」は"とある偶然からの出逢い"から、奇妙な縁の死と巡り合う。
そして出逢った言葉「蒼ざめた馬」とは───。
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騒々しい推理作家「アリアドニ・オリヴァ」夫人も出て来るし、オカルト趣味に満ちているも、何故か"陽"な作品です。
ドラマ版は真逆だったような印象を受けたのですが、それはそれで楽しめたので、ドラマ版も必見ですよ。
さて、最後に著者の作品一覧と感想へのリンクを──。
(記:スッタコ小僧)
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