【書籍】『十日間の不思議』再読
「エラリイ・クイーン」著、見た目は平和な田舎町・・・ライツヴィルで三度、"ドラマ"と事件に遭遇するエラリイ、本格推理小説です。新訳版を読みました。
~エラリイ名義のシリーズ作品で、おそらく私が一番印象に残っているのは本作かも。~
タイトルと十日間での事件といった所が、記憶に刻みついていました。
ただ、読んだ時期が早かったのか、文化と宗教の知識の違いからか、多分、当時は犯人には驚くも、"諸々込められたモノ"にあまり「ピンッ」と来なかったんだろうなぁ。
色々な知識と経験を学んだあと、再読すると、もちろん伏線の妙にも感嘆しますが、その仕掛けには驚嘆です。
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記憶障害が時々発生し、その症状が発生している最中に「何かを起こしてしまわないか」心配のハワード青年。
友人であるエラリイに、自身を見張って欲しいとの依頼を。
ハワードの家は、なんとここ最近、エラリイと縁のあるライツヴィル。
そして、事件は動き出す───。
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前述の通り、事件の内容がすっ飛んでいたので、過去の過度の美化かな・・・と心配して読み始めたのですが、いやはや、過去の記憶以上、予想以上の面白さを提供してくれました。
これは、次のライツヴィル作品もかなり期待できるぞ、俄然、再読スピードがアップしそうです。
さて、最後に著者の作品一覧と感想へのリンクを。
(記:スッタコ小僧)
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