【書籍】『災厄の町』再読
「エラリイ・クイーン」著、小説家「エラリイ」が静かな田舎の"ひと町"「ライツヴィル」滞在で遭遇した毒殺事件を描く本格ミステリ小説です。
新訳版を再読です、内容を幾分、忘れていたのですが、読み始めると"ゾクゾク"と色々な設定を思い出してきました。
なので、結末へ到達した時の衝撃は、(そもそも再読なので)弱かったのですが、「成程、著者の一人がベストに挙げるわけだ。」──と納得の一作となっております。
国名シリーズとは異なり、「推理問題、始めるよー!」ではなく、解説にも記載されているように"文学"を目指している(!?)のか、確かに初期作品の"出題文を読まされている"印象を感じる事なく、事件発生までが長いのですが、読み易い作品でした。
ただ、正直に言うと「推理QA」的な著者の作風を今回、読みたくて手に取った意図があったので、少し思惑と外れた結果になったかな。
面白かったけど"推理問題"とすると解答(理由含む)に辿り着くのは容易な内容なので。
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「ライツヴィル」の名士「ライト」一家の三姉妹、その一人次女「ノーラ」。
幸せな結婚を迎えるはずが、結婚式直前に夫となるはずだった恋人「ジム」が失踪!?。
──三年後、「エラリイ」が執筆の為に「ジム」&「ノーラ」の新居になるはずだった家を借りていた所に「ジム」が帰還!!。
そして結婚、やっと「ノーラ」に幸福な日々が訪れるのかと思いきや。。。
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さて、最後に著者作品一覧と感想へのリンクを。
(記:スッタコ小僧)
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